語れる農産物を提案 アパレルブランドが「食」の新規事業開始 ファクトリエ2020年12月11日
語れるライフスタイルを提案するアパレルブランド、ファクトリエは12月10日、新規事業として「食」事業を展開する「ファクトリエフード」を始めた。事業開始にあたり、食分野や農業、地方創生事業に造詣が深い(株)ONE・GLOCALの鎌田由美子氏を事業パートナーに迎え、第1弾商品として、“幻のりんご”による完熟りんご100%のジュースを販売する。
ファクトリエは、これまで「語れるもので、日々を豊かに。」をテーマに、日本全国の世界に誇れる技術を持ったアパレル工場と直接提携し、日本のものづくりを元気にするとともに世界ブランドを作ることをめざして高品質な洋服を届けてきた。
コロナ禍でライフスタイルが変化し、家で過ごす時間では「食」により豊さが求められるようになった今、ファクトリエならではの語れる「食」を提供する。
「ファクトリエフード」は、「産地から 自然まるごと そのまま」をコンセプトに、日本の豊かな自然風土に根ざし、その土地、人、生産方法だからこそ生まれる素材の真価を引き出すことで新しい価値を付与。農家が自ら行う産直ではなく、ファクトリエが産地を巡って産地も気がつかない魅力的な素材を発見し、その素材を生かした付加価値のある商品を企画・開発し、消費者に直接届ける。また、「語れる食」を通して、素材を生産する人、加工する人、食べる人をつなぎ、関わる全ての人が笑顔になるような持続可能な食の世界の実現をめざす。
今後は地方の関係人口を増やすような体験型の取り組みも実施予定。また、ファクトリエがこれまで培ってきたビジネスモデルや「伝え手」と「繋ぎ手」のノウハウを活かし、魅力的で稼げる農家になることで地域全体を盛り上げる。
オリジナル商品の第一弾は、市場に出回らない希少な"幻のりんご"3種から作った樹上完熟りんご100%のジュースセット。りんごは「御所河原」(アグリコミュニケーションズ津軽)、「グラニースミス」(伊達水蜜園)、「もりのかがやき」(かさい農園)の3品種で、いずれもあまり市場に出回らない希少なりんご3種がベースとなる。

◎2020年樹上完熟りんご100%の紅白りんごジュースセット
<500ml 2本セット>
・御所川原・グラニースミス 3200円(税別)
・御所川原・もりのかがやき 3200円(税別)
<180ml 6本セット>
・御所川原×6 3400円(税別)
・御所川原×3・もりのかがやき×3 3400円(税別)
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