豆乳の摂取理由「健康に良い」が5割強 豆乳に関する調査2020年12月14日
伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコムは、4回目となる「豆乳」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は11月1日~5日に行われ、1万180件の回答を集めた。
調査によると、豆乳の摂取方法では、直近1年間に豆乳・豆乳飲料を飲んだ人は5割弱。飲み方は(複数回答)、「市販の調製豆乳・無調整豆乳をそのまま飲む」が34.6%。「市販の調製豆乳・無調整豆乳と、他のものを混ぜて飲む」「フルーツ果汁やコーヒー・紅茶などを加えてある、市販の豆乳飲料を飲む」が各1割強。飲用者に料理やお菓子などに入れる場合を含めた、直近1年間に豆乳を摂取した人は5割強だった。
豆乳を摂取する理由を複数回答で聞くと、「健康に良い」が直近1年間に摂取した人の51.4%と半数以上。「栄養価が高い」が44.3%、「大豆イソフラボンの摂取」「おいしい」「牛乳の代わり」が各30%台で続いた。また、「おいしい」は若年層に、「好き」「美容によい」は女性若年層で比率が高く、「大豆イソフラボンの摂取」は女性や高年代層で高い傾向だった。
直近1年間に豆乳を摂取した人が、豆乳に期待する効果は(複数回答)、「高血圧や高脂血症、動脈硬化などの予防」「コレステロールの低減」「カルシウムの摂取」が各20%台。「美肌」「便秘を防ぐ・便通をよくする」が各2割弱だった。「高血圧や高脂血症、動脈硬化などの予防」は男性や高年代層、「更年期障害の緩和、骨粗鬆症や乳がんなどの予防」は女性40・50代、「カルシウムの摂取」は女性60・70代で高くなっている。女性10~30代では「美肌」が各5割弱で1位だった。
豆乳購入時の重視点は(複数回答)、「味」が直近1年間に摂取した人の56.4%、「価格」「飲みやすさ」が各4割、「成分、添加物」「調製、無調整」「原材料」が各20%台。「味」「飲みやすさ」は女性若年層、「調製、無調整」は女性高年代層で比率が高くなった。
豆乳・豆乳飲料の飲用意向については、豆乳・豆乳飲料の飲用意向者は4割強。女性若年層で高く、女性10・20代では6割強、女性30~50代では各50%台となった。一方、非飲用意向者は3割強、豆乳・豆乳飲料を飲まない層では6割を占めた。
◎回答者コメント
・豆乳・豆乳飲料を「飲みたい」理由
「大豆の栄養が獲れるから。おなかを壊すので牛乳が飲めないから、その代わりに飲んでいる」(男性55歳)
「牛乳の方が好きだけど、豆乳の方が保存がきくので」(女性28歳)
「植物性タンパク質として今後も積極的にとりたい」(女性45歳)
・豆乳・豆乳飲料をを「飲みたくない」理由
「豆乳自体は青臭いのでそのまま飲みたくはないが、豆乳鍋等料理で使うのは美味しいと思う」(男性43歳)
「無調整豆乳は味が好みではない。調整豆乳は美味しいけど、健康を考えたときの飲料として飲むなら水やお茶を飲みたいから。シリアルにかけるなら無調整豆乳も美味しく食べられる」(女性33歳)
「独特の風味が苦手で、豆乳よりは低脂肪乳や他の加工乳のほうが飲みやすい」(女性53歳)
・「どちらともいえない」理由
「風味が苦手だが、野菜ジュースなどに混ぜれば飲める」(男性46歳)
「牛乳が入手できなかったときの代替という程度」(男性50歳)
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