家庭用薪ストーブの機能併せ持つアウトドア用薪ストーブ「BLISS」登場2020年12月24日
創業53年の精密板金加工・塗装会社の寿産業(神奈川県秦野市)は、自社ブランドの「FIREGRAPHIX(ファイヤーグラフィックス)」から家庭用据え置き型薪ストーブと同様の性能・機構を持つアウトドア用ポータブル薪ストーブ「BLISS(ブリス)」を開発。2021年1月18日から自社サイトで販売を始める。自宅の庭やバルコニー、キャンプ場でも使え、アウトドアに新たな楽しみを与えてくれる新時代の薪ストーブだ。
薪ストーブといえば、室内に据え置いて"暖"を取るもの。「BLISS」は、これを山や森、キャンプサイトに持ち出してより楽しめるように開発されたアウトドア用コンパクト薪ストーブだ。
薪ストーブの最大の魅力の一つは炎を楽しむこと。薪ストーブファンは、炎の美しさを讃える時、極地の空で神秘的にゆらめく光「オーロラ」にたとえる。その「オーロラの炎」を現出させるのは、家庭用据え置き型薪ストーブでも容易ではなく、燃焼温度と空気の吸気量の条件が整って初めて生まれることから、綿密に計算された複雑な燃焼システムが必要となる。
軽量でも60キロはあるの家庭用据え置き型のストーブだが、「BLISS」は、17キロと小型サイズながら、家庭用の薪ストーブに劣らないスペックを実現した。
「BLISS-SP(コンパクト薪ストーブ本体)」は、10万7800円(税・送料込)。
◎「BLISS」6つの特徴
(1)オーロラの炎を生み出す2次燃焼システム
オーロラの炎とは、勢いよく燃える炎ではなく、ゆらゆらと美しく揺らめく優しい炎で、2次燃焼システムから生まれる。この炎は1次燃焼の薪から出たガスが再び2次燃焼の空気と交わり高温で燃えることにより出現する。
(2)美しい炎を演出するエアカーテン
大型薪ストーブが持つガラスクリーンシステムを搭載。後部下方の吸気口から入った空気が背面から上面のダクトを通り、だんだん暖まりながら前面の窓に流れ落ちる。この流れ落ちる空気を「エアカーテン」と呼び、これがなければせっかくの美しい炎もガラスが曇って見れなくなってしまう。他のアウトドア薪ストーブとは違い、このエアカーテンを搭載していることが大きな特徴。
(3)高燃焼効率
前面下部と後部下部の調節レバー付き、吸気口から空気を取り入れ、大型薪ストーブのような空気循環機構を採用。最適な空気の流れ・2次燃焼を起こしロスを少なくする。薪が長持ちし、暖房効率が上がり、燃えカスが少なく小さな炭のみが残る。炭は次回の焚き付けの火種として使える。
(4)完全燃焼によるクリーンな排気
煙突からでる煙をみれば一目瞭然で煙は無色。これは1次燃焼で燃えきれなかったガスや煤を、2次燃焼によって再度燃やし完全燃焼に近い状態にしているためで、環境にも優しいことを意味する。
(5)コンパクトで大容量
大型薪ストーブの重量は軽い物でも60キロはある、BLISSは17キロ。一方、燃焼室容量、天板での調理面積は大型ストーブに引けを取らない。35センチの薪が平置きで3本、12インチのピザがまるごと入る。天板の温度は約180~300度くらいまで熱くなる。
(6)シンプルなデザイン
炎を演出するためにガラス面(34×18cm)を大きくとり、外観は画面に映る炎を連想するよう1990年代のテレビをイメージしたシンプルなデザイン。ドアレバーは職人の手加工によるパーツで、サンダー・グラインダー・バフを用いて1つ1つ丁寧に仕上げ指紋がつかないようにクリア塗装をしている。材料は、ポータブル・質感・耐久性・価格の4点を考慮し鉄1.2ミリ厚を採用。密着性・耐候性を上げるため200度で強制乾燥させる焼付塗料を使用している。
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