ジビエ主原料の手作りドッグフード 発売4か月で6万食突破 淡路アグリファーム2020年12月25日
農業法人淡路アグリファーム(兵庫県南あわじ市)が、SDGsへの取り組みとして8月20日に発売した鹿肉・猪肉を主原料としたフレッシュタイプのプレミアムドッグフード「マウンテンズギフト」が、シリーズ累積販売数6万食を突破した。
近年、鹿や猪などジビエによる農業被害が社会的な問題になる中、捕獲されたジビエのうち利活用されるのは全体の10%未満。鹿は食肉として利用できる部位が少なく、10%足らずのうち2割しか使われていないのが現状だ。ジビエの利活用は、被害の減少だけでなく、農林業者の活動を支え、里山、森林を復興させるなど多くの地域課題の解決につながることから、同社は鹿肉・猪肉の栄養価の高さに注目。捕獲した山の命を最大限活用するために、「手作りドッグフード」としての利用を推進している。
![ベニソン 鹿肉の手作りフレッシュフード](https://www.jacom.or.jp/ryutsu/images/nous20122518_2.jpg)
農林水産省が主導するジビエの活用が推進されるなか、国内ペットフード向けジビエの消費量は2016年の150トンから、2019年には513トンに成長。また、「ペットの家族化」によって、大切な"我が子"の健康のためなら経済的負担があっても高品質なものを食べさせたいと考える犬の飼い主が増加している。なかでも、産地を明示した新鮮な食材をつかった手作りドッグフードのニーズは高く、コロナ禍で購買行動がネット通販に大きくシフトしたことも追い風となり、「マウンテンズギフト」は販売開始から4か月で6万食を突破した。
マウンテンズギフトは、主原料は鹿、猪を使用。良質の動物性たんぱく源として、信頼のおける認可ジビエ処理施設から調達した天然鹿か猪を、愛犬の好みや体調にあわせられるよう単一のたんぱく源として50%以上使用している。副原料は、淡路産野菜を中心に、自家農園産の野菜をはじめ、エネルギーとなる炭水化物の供給源として鳴門金時(徳島県産)を使用。ミネラルの補給源として国産のかつお節やゴマ、青のりなども使い、愛犬家の職人が手作りしている。
シカ肉を使った「ベニソン 鹿肉の手作りフレッシュフード」と、イノシシ肉の「ワイルドボア 猪肉の手作りフレッシュフード」はいずれも0.5キロで2749円(税・送料込)から。
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