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深谷市のバラ農家 生産物の廃棄数ゼロ14か月連続で達成 ROSE LABO2021年1月8日

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埼玉県深谷市で農薬不使用の食用バラを栽培し、加工食品と化粧品を展開するROSE LABO(ローズラボ)は、2019年から生産物の廃棄数をゼロにする取り組みをスタート。2020年12月までの14か月連続で自社製品の加工食品と化粧品の廃棄数ゼロを100%達成したことを発表した。

深谷市のバラ農家 生産物の廃棄数ゼロ14か月連続で達成 ROSE LABO

代表の田中綾華氏が22歳で起業した同社は、2015年から農薬不使用の"食べられるバラ"を栽培し、そのバラを原料とした加工食品と化粧品の開発・販売し今年で6期目。2020年11月には、オリジナルブランドの加工食品と化粧品の累計販売数が10万個を突破した。

2019年には生産物の廃棄数をゼロにする取り組み「Zero waste(ゼロウェイスト)」を開始。「ゼロウェイスト」は、ごみをどう処理するかではなく、ごみ自体を出さない社会をめざす。ごみをゼロにすることを目標に、できるだけ廃棄物を減らそうとする活動で、SDGsの指標のひとつ「12.つくる責任 つかう責任」に貢献している。

これまで同社は、大きな工場に加工食品の製造を委託。加工食品の賞味期限は半年から一年と、大工場ゆえに製造ロットが数千個あり、賞味期限内に販売しきれないことがあった。田中氏は「大切に育てたバラで作ったジャムやシロップを廃棄することは大変心苦しいことで、社販や試食などに積極的に使ったが、廃棄せざるを得ない製品もあった」と言い、こうした問題を解決するために「ゼロウェイスト」プロジェクトを始めた。

まず、小ロットの製造を可能にするために、同社農園付近の菓子店に加工食品の製造を委託。数十本から製造できるように加工場の環境を整えた。また、化粧品も同様に、小ロットで製造できる工場を厳選し、期限内に販売できる分だけを製造することで、持続可能な消費と生産のパターンを確保することに成功。2019年11月には加工食品と化粧品の廃棄数がゼロになった。

生産面の努力のほか、積極的に取引先の百貨店と合同で社販を実施。これにより、百貨店勤務の人がリピート購入するようになり、ブランドのファン作りにもつながっている。また、販売期限を過ぎそうなものは、徹底した期限管理のもと、お菓子作りのモニターを募集して製品を提供。また、「訳あり品」として割引して販売した結果、2019年11月以降も14か月連続で「廃棄数ゼロ」を達成している。

さらに、生産管理も見直し、製品の小ロット生産に加え、収穫した食用バラも廃棄がないように管理している。食用バラをA品とB品に選別し、見た目の美しいA品は飲食店への卸しに、B品は真空冷凍し自社の化粧品原料などに加工。同社は、食用バラを廃棄せず有効活用することをはじめ、持続可能な開発目標「SDGs」の17個のゴールに向けて、農業界のロールモデルとなるような生産管理をめざしている。

ROSE LABOの製品ROSE LABOの製品

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