外食・中食売上は12.4%減、出前は68%増 2020年11月の市場動向2021年1月13日
外食・中食市場情報サービス「CREST(R)」を提供するエヌピーディー・ジャパン(株)は1月12日、外食・中食市場2020年11月の動向分析レポートを公表した。
レポートによると、コロナウイルスの影響を受け、2020年11月の外食・中食市場は、売上が12.4%減少。前月10月の8.9%減から、3.5ポイント後退した。レストランのイートイン売上は11月に25%減で、8ポイント後退。出前は、11月の売上が68%増で、2桁成長が続いている。
外食・中食市場全体の2020年11月の前年同月比をみると、売上(金額市場規模)が12.4%減少、客数(食機会数)が9.7%減少した。感染拡大による影響のピークは、2020年4月で市場規模41.9%減。5月は37.7%減、6月は23.6%減で、7月は19.4%減、8月は19.8%減、9月は17.5%減、10月は8.9%減で、11月は10月より3.5ポイント後退した。
業態別の11月の売上前年同月比をみると、外食・中食全体のイートインは24%減で、9月の17%減から7ポイント後退した。業態別では、FF+セルフカフェのイートインは9月より-7ポイントの27%減、ファミレスのイートインは同-4ポイントの18%減、居酒屋のイートインは同-6ポイントの42%減、その他のフルサービスレストランのイートインは同-7ポイントの21%減だった。テイクアウト・出前は、FF+セルフカフェで45%増と、9か月連続の2桁成長となった。
出前は68%増 7月以来の大幅伸び
外食業態計(レストラン計)の売上前年同月比を利用形態別では、出前の大幅増が続いた。4月は29%増、5月は205%増、6月は105%増、7月は76%増、8月は23%増、9月は44%増、10月は38%増の2桁成長が続いたが、11月は68%増で、感染第2波の7月以来の大幅成長となった。また、外食業態のイートインは25%減で、10月より8ポイント後退したものの、9月より7ポイント高くなった。
同社フードサービスシニアアナリストの東さやか氏は「1月には緊急事態宣言が出され、1月は第2波程度まで後退する可能性があるが、活動が一度高まった消費者は、再び第1波のように自粛モードとはならないと考えられる。急回復は望めないものの、ゆっくりと確実に回復はしていく。リモートワーク需要、出前需要など、ニューノーマルで成長している需要は、成長が続く」と予測している。
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