学校で胡蝶蘭を咲かせよう 心を育てる花育プロジェクト開始 椎名洋ラン園2021年1月25日
(有)椎名洋ラン園が運営するGro_wers(グローワーズ)は1月8日、学校での花育教育支援者を募集するプロジェクトをクラウドファンディングのCAMP FIREで開始した。
コロナ禍で小学校行事の多くが中止となり、児童の学校生活も変化する中、6年前から小学校で花育授業を展開してきた同社に多くの学校から花育授業開催の要望があり、実施に向けての支援者を募集。大切な人のために花を咲かせる花育授業は、現在までに20か所以上で1200人以上が参加。実施金は、胡蝶蘭の販売金額から貯蓄し、学校が無償で実施できる授業として展開してきた。
児童は1人1鉢の花芽付きミディ胡蝶蘭を受け取ると、大切な人にプレゼントするために教室内で栽培を開始。花には自分で命名し、約2か月後の開花に向けてそれぞれの大切な人を想いながら花を育て始める。花が開花する頃に2回目の授業を行い、大切な人に対するメッセージを添え、胡蝶蘭にラッピングして持ち帰る。自分で咲かせた花は、金額には換算できない心の籠もった贈り物として、子どもも受け取った大人も笑顔になる授業として、多くの学校から開催要請が寄せられている。
同社は「大人達が花を飾ることにより、子供達の心を育む花育の授業費に還元される」として、自然に関わる授業はSDGsにも直結する必要不可欠な要素であると考えている。クラウドファンディングの支援者には、胡蝶蘭と花育報告書の送付とともに子どもたちの様子も報告できるよう準備を進めている。
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