「食」について学び合う「foodskole」新カリキュラムで4月開校2021年2月22日
食卓に小さなよろこびを提供するコンテンツ企画・制作・販売を手がける(株)honshokuは、「食」についてともに学び合う学校「foodskole(フードスコーレ)」を、4月10日に開校。受講生の募集を開始した。

新たなfoodskoleは、これまで運営してきたクラス制による短期授業や一部の受講生に限られていた交流活動を統合し、より横断的に学び合える環境を整える。「食」にまつわるさまざまなフィールドで活躍する講師陣を招き、半年かけて全受講生と学び合う「2021年度前期 Basicカリキュラム」を導入し、料理、食材、流通、環境、エコシステム、文化など「食」にまつわることを、座学・体験・研究によって学ぶ。
社会が大きく変動した2020年。コロナ禍の自粛で飲食業界や観光産業などが打撃を受ける中、改めて「食べることは生きること」であると実感することが多い年だった。フードスコーレの平井巧校長は「食に関する話題で、私たちは未来を憂えることが多くなってきました」と話し、「多くの食べものが捨てられてもったいない」、「食料自給率低下による食料不足のリスク」、「テイクアウトの需要増加によるプラスチック容器の利用増加」など地球規模の環境問題や資源問題から、「孤食増加など家庭内での食事環境の悪化」、「生活習慣病、肥満、やせすぎ、低栄養」など個人の問題までさまざまなレベルであふれる「食」に関する話題に対し、「なんだか私たちの『食卓』の未来はあまりたのしくなさそう」と言う。
平井校長は「こうした情報を素直に受け止め、『食』を憂える視点も大切ですが、夢を見る情報も増えることで、食卓をたのしめる人も増えるはず。過去を後悔するだけではなく、未来を憂えることだけでもなく、そこにちゃんと夢を踏まえて、いまある食を次世代にちゃんとパスをすることが、今を生きる私たちのできることだと思います」と話している。
フードスコーレでは、「食」を学びたい、行動したいと望んでいる人に向けて、同社がこれまで行ってきた事業やプロジェクトを集結。オンラインやオフラインを駆使し、ともに学び合う新しい形としての食の学校を創る。

授業内容と講師・日程
<2021年度前期 Basicカリキュラム概要>
期間:4月〜9月末 隔週第2・4火曜日 19:30〜21:00
場所:オンライン(Zoomなどを予定)
回数:全11回の授業を予定
内容:座学、ワークショップ、探求発表など
条件:PC、スマホ、タブレットなどの通信機材とネット通信を用意できる人
費用:
■2021年度前期Basicカリキュラム(6か月)受講 4万8000円(税込)、定員60人
■2021年度前期Basicカリキュラム(6か月)受講【学割20%OFF】3万8400円(税込)、定員20人
申込:受講券の購入ページから購入
重要な記事
最新の記事
-
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日 -
「農林水産業みらいプロジェクト」2025年度助成 対象7事業を決定2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日


































