「ファームボット」でスマート農業体験「農業版STEAM教育」授業を初公開2021年2月25日
子ども向けSTEAMプログラミング教育を行う(株)プロキッズは、兵庫県姫路市と連携し、農業ロボット「ファームボット」の教材を制作し、授業を国内で初めて公開した。
書写養護学校の中庭に設置されたファームボット
同事業は、内閣府の地方創生推進交付金事業「スマート市民農園×STEAM教育による地域に根付くアグリテックの担い手育成事業」の一環として、農福連携×農業版STEAM教育として実施。今回は、リモートでファームボットを操作する姫路市の書写養護学校の生徒に、講師もリモートで授業を行った。
![書写養護学校での遠隔農業の授業の様子](https://www.jacom.or.jp/ryutsu/images/nous21022511_2.jpg)
書写養護学校に設置したファームボットを利用した授業は、1月から2月にかけて、計4回実施。この取り組みは、養護学校の生徒に農業体験を提供する農福連携の一環でもある。授業ではプロキッズのオンラインプログラミングスクールのノウハウを活かし、新型コロナウイルス感染防止を配慮して完全リモートで行われた。
いつでもどこでも生徒が学び、その学習進度も把握しやすいよう教材プラットフォームの「Code Land」上で教材を閲覧できる。学習をスムーズに行える環境を整え、ファームボットのようなハードウェアでも動きを理解できるよう、動画も活用。授業当日は、中学部の生徒達が教室のパソコンから中庭に設置してあるファームボットのアームを遠隔操作で動かし、植物に水やりを行う操作などを学んだ。
また、週末に学校に登校しなくても水やりができるよう自動設定を行い、農家の負担になる水やり作業を自動化することで、農業の負担軽減の可能性を肌で感じることができた。他にも、水をやりすぎて根腐れしないよう、土壌の水分をセンサーで計測する方法も学んだ。授業に参加した生徒達からは「最初は難しそうだと思ったけど、実際にやってみると簡単だった」などの感想があった。
今回の授業では、土壌の水分量をデータとして活用するなど、データ駆動型農業の可能性を体験。同社は今後、農業版STEAM教育を通じて、ITを活用したスマート農業の実現を目指すアグリテック人材の育成に貢献していく。
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