食品製造・加工プラットフォーム「FOOVEST」β版リリース ukka2021年3月9日
(株)ukkaは、生産者と加工会社をファブレスにネットワーク化し、原料手配から加工までを一気通貫で提供する、食品製造・加工プラットフォーム「FOOVEST(フーベスト )」β版 をリリースした。
「FOOVEST」β版の活用により、食品メーカーや食品小売企業の商品企画(購買)担当者は、全国の農産物を産地・品種から指定し、ピューレやシロップ漬け、冷凍など条件に応じた一次加工品としてワンストップで発注できる。これまで商品開発や原材料仕入れで、購買部や営業担当者が担ってきた煩雑で属人的な業務の生産性向上に貢献。八天堂や伊藤忠食糧の他、有名スイーツブランドが先行利用している。
食品メーカーなどが産地食材を使って商品を開発する際、原料産地・加工会社の新規開拓、仕様のすり合わせ、見積もり・規格書の取得や現地視察および工場監査にその後の契約業務など、発注に至るまでの調整業務に多くの時間が取られている。
「FOOVEST」β版は、用途に応じた「原料」と「加工方法」を画面上で選択し詳細条件を入力することで、自社データベースに基づいた「暫定見積もり」を即時取得でき、その後の書類・サンプル手配や契約・発注手続きを、ワンストップで対応。これにより、平均3〜6か月かかっていた取引先の開拓から契約までを数日単位までに短縮し、取引までのリードタイムを大幅に削減できる。同サービスは初期費用・月額費用は無料。サービス上で提示する見積りにはFOOVEST手数料が含まれている。
同社はこれまで、全国のこだわりの生産者から直接農産物などを購入できる産直プラットフォーム「ukka(ウッカ)」を2020年3月末にサービス終了。その際に培った全国の生産者ネットワークを最大限活かす形で、今回のB2Bプラットフォームにシフトした。
β版リリースに合わせ、初期はスイーツの主原料となる農産物に特化。 同サイト上から、希望の産地・品種・最終用途などにあわせて自由に選択でき、受注生産型で原料を事前確保するため、数十トン単位の大量ロットにも対応する。
加工方法は、シロップ漬け(ホール・スライス・ダイス 他)、ピューレ(果肉あり・なし)、果汁(ストレート・濃縮)、冷凍(皮むき・ハーフ 他)など30通り以上の一次加工パターンに対応。国際認証やHACCP認証を取得している加工会社をネットワークし、安心安全な供給体制を構築している。
(画像)
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