商品の送料無料化とこども食堂への食材提供を開始 ポケットマルシェ2021年3月12日
生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する(株)ポケットマルシェは、農林水産省の補助事業を活用し、商品の送料無料化と約150か所のこども食堂への食材提供を実施。コロナ禍の生産者と消費者の「共助」の関係性を創出する。
新型コロナウイルスの影響を受け、販路を失った生産者の販路多様化を支援する農水省の「令和2年度国産農林水産物等販路多様化緊急対策事業」は、対象となる農林⽔産物はインターネット販売時の送料が補助される。また、同事業によりこども食堂などへの食材提供に必要な食材調達費や輸送費などの経費が補助される。
ポケットマルシェで送料無料の対象となる商品は、熊本県産のあか牛や佐賀県産いちご「さがほのか」など3月11日時点で約600品あり、適用期間は3月下旬まで。ポケットマルシェ上でハッシュタグ「#対象品目が送料無料」が付与された商品が、送料無料の対象で、注文時に自動で適用される。
一方、こども食堂への食材提供の取組は、約1万3000人分の食材を提供予定。お米や緑茶、冷凍ホタテやサーモンなどこども食堂で扱いやすい、日持ちがする食材を選んで送られる。また、食育機会としての、農水産物や生産活動の様子や一次生産への想いを語った各生産者からのビデオメッセージも提供する。
コロナ禍で飲食店の休業や休校などの影響で販路が縮小し、過剰在庫や売り上げ減少に悩む生産者からの声が寄せられていることから、同社は困難を抱える生産者と窮屈な生活を余儀なくされている消費者が、共に助け合う動きをより加速する取り組みとして農水省の事業を活用する。
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