中世の荘園からお米が届く 田染荘「荘園領主」募集2021年3月17日
大分県豊後高田市の田染小崎(たしぶおさき)地区で組織する「荘園の里推進委員会」は、“荘園領主”と称する水田オーナーを4月30日まで募集している。
田染荘から届く「荘園米」
田染小崎地区は、千年の歴史を超える中世の荘園景観を今に残す貴重な場所として国の重要文化的景観に選定されてる。周囲を山々に囲まれ、緩やかに傾斜する地形で、雨引神社から湧き出る水を利用して水田を拓き、時代とともに川やため池を用いて田園を形成してきた。澄んだ空気と清らかな水、赤土粘土質の土壌など、稲作に恵まれた環境の中、今も美味しい米作りが継承されている。
同地区の住民で組織される荘園の里推進委員会は、この風景を後世へと伝え、農村と都市に住む住民同士の交流による地域の活性化を目的に、荘園領主(水田オーナー)制度に取り組んでいる。
荘園領主は、募集数140口で年会費は3万3000円(送料込)。「荘園領主」になると特典として減農薬栽培で自然の恵みをたっぷり受けて育った自慢の「荘園米」を年間50キロ配送。また、田染荘で開催する交流行事で6月の「御田植祭」と10月の「収穫祭」へ参加できる。そのほか、荘園米60キロ(10キロ×6回)を定期で届ける「産直型会員」も同時に募集している。募集期間は4月30日までで定員に達し次第終了。
申し込みは、申込書をダウンロードまたは印刷し、必要事項を記入のうえ、荘園の里推進委員会へ提出する。問い合わせは荘園の里推進委員会 事務局(電話)0978-26-2168。
重要な記事
最新の記事
-
新春特別講演会② 地域のつながり大切に 全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長 湯浅誠さん2025年2月6日
-
米の生産目安「各県で需要動向分析を」山野JA全中会長2025年2月6日
-
【特殊報】マンゴーにリュウガンズキンヨコバイ 農作物で初めて発生を確認 沖縄県2025年2月6日
-
JAいるま野DX事例公開! 受注業務の手入力をAI-OCRに切り換え「38人→4人」の省人化を実現 PFU2025年2月6日
-
飼料用米 地域実態ふまえ政策位置づけを 食農審企画部会2025年2月6日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】米価高騰の議論で見落とされていること2025年2月6日
-
シャインマスカット栽培の課題解決へ「ハウスぶどう防除研究会」岡山で開催 JA全農2025年2月6日
-
かんきつ栽培の課題解決へ「ハウスみかん防除研究会」岡山で開催 JA全農2025年2月6日
-
フルーツ王国ふくしま「ゆうやけベリー・県産いちご」収穫フェア JA東西しらかわ直売所で開催2025年2月6日
-
丸全昭和運輸、シンジェンタジャパン及び三井化学クロップ&ライフソリューションと共同配送に向けた検討を開始2025年2月6日
-
特定外来生物ナガエツルノゲイトウ 水稲移植栽培での除草剤による防除技術を開発2025年2月6日
-
外食市場調査12月度市場規模は3563億円 コロナ禍前比88.2%で2か月連続後退2025年2月6日
-
佐野プレミアム・アウトレットで栃木県産のいちごフェア開催 いちご大使のコリラックマも登場 JA全農とちぎ2025年2月6日
-
豆腐づくりの原点に返った「職人(クラフト)豆腐」新発売 温豆乳を使用する新製法開発 アサヒコ2025年2月6日
-
岐阜、福島、静岡のこだわり"いちご"でパフェやデザート 「資生堂パーラー銀座本店サロン・ド・カフェ」の2月限定メニュー2025年2月6日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年2月6日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年2月6日
-
トラクタ、コンバイン、乗用全自動野菜移植機を新発売 クボタ2025年2月6日
-
農業・観光・教育の機能備えた再エネ発電所建設へ クラファン第2期開始 生活クラブ2025年2月6日
-
日本最大級「パンのフェス」関西初上陸 大阪で3月開催 出店第1弾発表2025年2月6日