千葉大生が企業関係者に講演 SDGsの達成に向けた取り組みを考える2021年3月22日
千葉大学環境ISO学生委員会と京葉銀行は3月12日、企業関係者向けのオンライン研修会「千葉大生とともに考える 企業のための環境ゼミナール」を開催。2017年度からSDGs達成に向けて、協同で実施するecoプロジェクトの一環として行われた。
![「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」](https://www.jacom.or.jp/ryutsu/images/nous21032218_1111.jpg)
「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」では、毎年複数の企画を実施。そのひとつが、「千葉大生とともに考える 企業のための環境ゼミナール」で、千葉県内の企業に向けてSDGsや環境配慮に関する情報を伝えるもの。企業のSDGsや環境への取り組みを促進させることを目的に、京葉銀行が研修会の機会を提供し、環境ISO学生委員会の学生が研修講師を務める。これまでに、オフィスエコに関する講演や、ソーラーシェアリング(営農型発電)見学会などを実施してきた。
園芸学部と教育学部の学生4人が講師を務め、企業がSDGsに取り組む必要がある3つの理由を説明。具体例として、4社の大企業と3社の中小企業の取り組み事例を紹介した。SDGs達成に向けて、企業同士のパートナーシップを通じて同業種・異業種間の連携を強めることが肝要であるとし、まずできることとして、既存の事業でSDGsにつながっていることを探し見える化して発信することを挙げた。さらに、SDGsを経営理念と事業計画に結びつけていくことについても紹介した。
研修講師を務めた同大園芸学部2年の武村有紗さんは「コロナ禍により発表するメンバー同士も直接会うことができず、準備の多くが個人作業になってしまいましたが、各自で努力した成果を出すことができた。今後、オンラインでの発表機会も増えていくと思います。対面でもオンラインでもスムーズな発表ができる力をさらに身につけたい」と感想を述べた。また、教育学部1年の熊倉優輝さんは「企業の方々にSDGsに向けた取り組みについて知ってもらうための研修ですが、私もより深く企業の取り組みについて学ぶ機会となり、今後の学生委員会の活動にも活かせる経験となった」と話した。
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