オール福井産日本酒「純米大吟醸わかさ」新発売 小浜酒造2021年3月24日
福井県小浜市の(株)小浜酒造は3月22日、オール福井産の純米大吟醸酒「純米大吟醸わかさ」を発売した。
同社は前身の酒造会社わかさ富士の廃業に伴い、2016年に誕生した新しい酒蔵。事業継承から5年目で初めての大吟醸クラスの酒の仕込みを行った。米・水・酵母の原料全てが福井県産の「純米大吟醸わかさ」は、マスカットのようなさわやかな香りがあり、米が作り出した甘みが春を思わせるやわらかな飲み口に仕上がった。
小浜市産の酒造好適米・山田錦を贅沢に38%まで精米。仕込み水は蔵の前を流れる清流・南川の伏流水を使い、酒の特徴を決める酵母には福井県独自開発の「FK-801C」を使用。長期低温発酵で1か月以上管理した。2月に発売した「大吟醸わかさ」とは異なり、醸造アルコールを添加していない「純米」。目に見えない酵母が小浜の恵から生み出した美味しさやアルコールをなるべくそのまま伝えるため、もろみ成分である澱(おり)が沈むのを待ち、澱引きをしたのち無濾過で瓶詰した。
ラベルの原案は、将来デザインの仕事がしたいという地元・若狭高校の女子生徒が担当。「蒸しあがったお米がまるで宝石のように輝いて見えた」という彼女の想いがラベルデザインを基礎にブラッシュアップし、"清酒わかさ"最上位クラスにふさわしい福井産のラベルデザインとなった。
「純米大吟醸わかさ」は720mlで4800円、1800mlで9000円。税込・専用化粧箱入り。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日