次代の生産者と日本酒の未来を繋ぐ「旭農高 日本酒プロジェクト」始動2021年3月31日
高砂酒造(北海道旭川市)は、旭川農業高校やJAなど地域の米作りのプロ集団である地場の企業と協力し、日本酒醸造計画「旭農高日本酒プロジェクト ~未来に繋げ!あさひかWA 地域ブランド確立への道~」を始動。同校で生産した酒米で醸す日本酒の製品化を2022年に予定している。
生徒たちと新たな酒造りに取り組むプロジェクトメンバー
同プロジェクトのメンバーは、高砂酒造、上川生産農業協同連合会、ホクレン農業協同組合連合会 旭川支所 米穀課、上川総合振興局 上川農業改良普及センター、旭川農業高等学校(農業科学科・食品科学科)などで、2018年から旭川農業高校と活動していた「旭高砂牛プロジェクト」の中から、派生した新たな取り組み。旭川の地酒を米作りから始め、酒を造り、副産物として精製される酒粕で加工品を開発し販売する地域の新開発である「旭川日本酒リージョナリークリエイト事業」の形成をめざす。
旭川農業高校では、初めての酒米生産となることから、作付けする品種は作りやすさと寒さに強い酒米である北海道産酒造好適米「きたしずく」を選定。初年度は同校所有の一部、3750平米の田んぼで約25俵を生産し、四合瓶4000本分の日本酒醸造を予定している。また、生徒らと共に良質で最高の酒米を育てるため、地域の米作りのプロ集団であるプロジェクトメンバーも、酒米生産から収穫までの期間に生育の経過観察や米作りの講習会などを開き、サポート体制を整えていく。
生徒は、"酒米がどのように日本酒として製品化されるのか"を、杜氏による日本酒講話やイラストレーターと一緒に日本酒ラベルのデザイン作成、厳冬期の酒造りなどにも参加。1年をかけて酒米生産だけでなく日本酒醸造の流れについても学ぶ。
完成した日本酒は、未成年である生徒のため、新成人になる2年後まで蔵内で寝かせ、新成人になったタイミングで贈呈する「タイムカプセル計画」を検討。また、2023年には同校が創立100周年を迎えることもあり、その式典時に同製品で花を添えることも目標としている。
プロジェクト相関図
重要な記事
最新の記事
-
令和6年「農作業安全ポスターデザインコンテスト」受賞作品を決定 農水省2024年11月26日
-
農水省「あふ食堂」など5省庁食堂で「ノウフク」特別メニュー提供2024年11月26日
-
鳥インフル 米オクラホマ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月26日
-
「りんご搾り粕」から段ボール「りんごジュース」出荷へ実用化 JAアオレン2024年11月26日
-
鹿児島堀口製茶 DX通信に追加出資 地域農業の高度化と地域創生へ2024年11月26日
-
海の環境保全と国内水産業を応援 サンシャイン水族館で生産者と交流 パルシステム2024年11月26日
-
アグリビジネス創出フェア 農水省ブースに「レポサク」展示 エゾウィン2024年11月26日
-
2大会連続日本一の技術 坂元農場の高品質な牛肉づくりを紹介『畜産王国みやざき』2024年11月26日
-
「プレ節」発売10周年記念 無料配布イベント実施 マルト2024年11月26日
-
不健康な食生活がもたらす「隠れたコスト」年間8兆ドル FAO世界食料農業白書2024年11月26日
-
農業資材などお得に 2025年「先取り福袋」12月1日から予約開始 コメリ2024年11月26日
-
宅配システムトドックに「通販型乳がん検査キット」掲載 コープさっぽろ2024年11月26日
-
食品宅配サービスOisix「鈴鹿山麓育ち みんなにやさしいA2ヨーグルト」新発売2024年11月26日
-
需要好調で売上堅調 外食産業市場動向調査10月度 日本フードサービス協会2024年11月26日
-
気候変動緩和策 土地利用改変が大きい地域ほど生物多様性の保全効果は低い結果に2024年11月26日
-
雨風太陽 高橋代表が「新しい地方経済・生活環境創生会議」有識者構成員に就任2024年11月26日
-
サカタのタネ スペイン子会社がアルメリアで新本社の起工式を実施2024年11月26日
-
キッチンカーや体験コーナー 配送センターを1日限定で開放 パルシステム神奈川2024年11月26日
-
JAながさき県央とWeb完結2商品の取り扱いを開始 オリコ2024年11月26日
-
「全国こども食堂応援募金」12月6日から実施 イオン2024年11月26日