山古志の棚田から「米粉のパウンドケーキ」Makuakeで先行発売2021年4月7日
(株)山西商事(山古志本舗)は、入手困難の新潟県山古志産の「たねすはら米」からできた米粉のパウンドケーキをクラウドファンディングのMakuakeで先行発売している。
米ぬかパウンドケーキ
同社は、入手困難の新潟県山古志産のこしひかり「たねすはら米」を使った商品を開発し販売。おいしいお米を作る、雪解け湧き水、棚田の優れた土壌、昼夜の寒暖差などの条件が整った山古志は、2004年新潟県中越地震で甚大な被害を受け、米を作る棚田も崩れ落ち、再起不能と思われたがようやく回復した。しかし、高齢化とともに、山古志の人口も900人あまりとなり後継者探しに苦労している。山古志出身で同社代表の石田良子氏は「生産者のみなさんを救いたい。少しでもいいから、力になりたい」との想いから山古志本舗を立ち上げ、羽田エアポートガーデンへの出店が決まっている。
クラウドファンディングのプロジェクト「入手困難の山古志米からできた、手が止まらなくなる米粉のパウンドケーキ」は、「たねすはら米」を米粉にしたお菓子。希少価値の高い単一米でつくる米粉は、甘みが多く後味良い仕上がりになった。通常、米粉だけでお菓子を作ると、物足りなさを感じるが、素材が引き立つおいしさと米粉のホロホロ感で、毎日食べても飽きない味い仕上がった。ペーストとして、「米ぬか味」と「酒粕味」の2種類を用意。長岡市の素材としてたまご、米、酒粕を積極的に使っている。一般発売は7月を予定。
山古志の棚田で行われる米作り
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