夏季限定「一ノ蔵特別純米生酒ふゆみずたんぼ」発売 日本名門酒会2021年4月13日
(株)一ノ蔵(宮城県大崎市)は4月7日、日本名門酒会加盟店向けの夏季限定商材「一ノ蔵特別純米生酒ふゆみずたんぼ」を発売した。原料米には一ノ蔵の地元、大崎市田尻伸萠(しんぽう)地区で栽培された「ふゆみずたんぼ米ササニシキ」を100%使用。夏の生酒にふさわしく清涼感のある味わいに仕上がった。
夏季限定商材「一ノ蔵特別純米生酒ふゆみずたんぼ」
原料米の「ふゆみずたんぼ米ササニシキ」は、鳥の生息地として国際的に重要な湿地として認定されるラムサール条約で、世界で初めて水田として登録された大崎市田尻伸萠(しんぽう)地区産の米を使用。軽やかな甘い香りで、口に含むとササニシキ特有の上品な甘みの後にさわやかな酸味がきりっと味を引き締める清涼感溢れる味わいに仕上がった。アナゴの白焼き、ホヤ酢、タコときゅうりの酢の物などの旬の食材と合わせるのがおすすめ。
ふゆみずたんぼ(冬季湛水水田)は、稲刈り後の晩秋から初冬の水田に再び水を張る農法。冬に水を張ることで、土中の温度は水を張るよりも数度高くなるため、棲息する小動物や微生物が活動しやすく、土ごと食べてくれるためきめ細やかな土にして土中の有機物を分解する。また、国の天然記念物マガンが最盛期には10万羽以上集まる一大越冬地で、水を張った水田をマガンは捕食地、ねぐらとして利用。そこで植物の栄養に必要なリンを多く含んだフンが排泄され、自然の循環機能により肥沃な土地が生まれるため、農薬や化学肥料に依存しない農法として近年脚光を集めている。
同社は自然循環型社会の推進をめざし、2001年から減農薬減化学肥料による環境保全米や無農薬無化学肥料による有機米を原料米にした商品を積極的に開発。売上の一部を環境保全型農業を推進するNPO法人へ寄付している。「一ノ蔵特別純米生酒 ふゆみずたんぼ」1.8Lは3400円、720mlは1700円。いずれも税込。問い合わせ(電話)0229-55-3322。
マガンのねぐら入りの様子
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