3年前と比べ頻度が減ったのは「外食」 食生活に関する調査2021年4月13日
伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム(株)は3月1日~5日、5回目となる「食生活」に関するインターネット調査を実施。1万33件の回答から、食生活に関して3年前と比べて頻度が減ったことは「外食する」が5割強と2017年調査より大きく増加し、2割強が「自宅で食事をする」が増えたと答えた。
調査によると、食生活に気をつかっている人は、「気をつかっている」「まあ気をつかっている」を合わせて63.0%。女性や高年代層で比率が高く、女性50~70代では7~8割となった。
ほとんど毎日食べている食事は(複数回答)、「朝食」が78.6%、「昼食」が87.6%、「夕食」が94.7%。「朝食」は若年層で低い傾向で、男性10、20代では6割強となり、「間食」は22.2%で女性30代では4割弱だった。
食事で食べるものや内容で気をつけている・こだわっていることは(複数回答)、「野菜を食べる」が53.3%で、「商品や食材の価格」が40.2%、「色々な栄養素をバランスよく摂る」「適度な量を食べる」「主食、主菜、副菜を食べる」が各4割弱だった。食生活に気をつかっていない層では、「商品や食材の価格」「安く済ませる」「簡単に準備できるものにする」が上位となった。
家で食事をするときに、食べ方で気をつけている・こだわっていることは(複数回答)、「朝・昼・夕三食きちんと食べる」が49.5%、「食事の時間をできるだけ規則正しくする」「残さず食べる」「家族そろって食べる」が3割前後。「家族そろって食べる」「朝・昼・夕三食きちんと食べる」は高年代層、「盛り付け、見栄え」は女性高年代層で比率が高くなっている。
また、過去3年間に食生活が変わったと思う人(29.7%)に、変わったきっかけを聞いたところ(複数回答)、「加齢による体質などの変化を感じた」が35.5%。「自分の健康状態の変化・病気・ケガなど」「生活パターンの変化」が各2割強、「健康診断の結果や、医者などからの指摘」「2020年3月以降の新型ウイルス感染拡大、外出自粛要請」が各2割弱だった。
食生活に関して3年前と比べて頻度が減ったことは(複数回答)、「外食する」が53.8%、「ファストフードの利用」が24.2%で、「外食する」は、2017年調査より大きく増えている。「インスタント・レトルト食品、冷凍食品などの購入」「出前、デリバリーの利用」「間食を食べる」は、過去調査と比べて減少傾向で、頻度は減っていなかった。
さらに、食生活に関して3年前と比べて頻度が増えたことを聞くと(複数回答)、「自宅で食事をする」が24.6%で2017年調査より増加。続く「自分で料理をする」は14.0%、女性10~30代で比率が高くなった。「野菜を食べる」は、過去調査と比べて減少傾向で頻度は増えていない。
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