三姉妹が開発 徳島県産山田錦50%まで磨いた純米大吟醸販売 三芳菊酒造2021年4月13日
徳島県三好町の三芳菊酒造(株)は、三姉妹が開発した徳島県産山田錦50%まで磨いた純米大吟醸を届けるプロジェクトをクラウドファンディングのCAMPFIREで5⽉9⽇まで実施している。
限定輸出仕様の三姉妹のお酒
新しいお酒は、3年前の正月に杜氏の娘である三姉妹が仕込みをおこなった山田錦の純米大吟醸で、徳島県の鑑評会で1位を獲得した。原料のお米は地元の徳島県産の山田錦を50%まで磨いた純米大吟醸で、この2年間は氷温で貯蔵し、今回はじめて出荷。角のないまろやかなお酒に仕上がった。
「純米大吟醸 綾音 」は、徳島県産の山田錦を50%まで磨いてキレのよい純米大吟醸とコクのある味わいの両方が楽しめる。「純米吟醸 織絵 」も山田錦を使い精米歩合55%まで磨き、三本の中では比較的すっきとした飲み口で、洋食にも和食にも相性の良いお酒。また、「特別純米 胡春 」は、精米60%の徳島県産山田錦を使用しバランスの良い純米酒。クラウドファンディングでは返礼品として、三姉妹のお酒や、三芳菊のグッズ、今期の新酒、貯蔵酒、超レア1984年仕込み貴醸酒など用意している。
三芳菊酒造の三姉妹
姉妹は東京農大の醸造科学科で勉強。長女の綾音さんは東京農大卒業後、お酒の世界で働き、次女の織絵さんは3月に東京農大を卒業後、4月から新社会人となった。三女の胡春さんは4月から東京の大学で新生活を送っている。
創業明治22年の三芳菊酒造は、徳島県上勝町棚田の阿波山田錦、徳島酵母、徳島の水でていねいに酒を醸している。同社で造る日本酒の原料米のほぼすべてを地元の契約農家が栽培。また、地元池田高校とのコラボレーションにはじまり、様々な地域との関わりがあり、早くから杜氏制度を廃止し、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしている。新しい酵母による全く新しい日本酒造りやコラボレーションに取り組み、お酒を飲まない人にも 評価されるような味わいを追求している。
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