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サッカー×農業 コーチが作る山梨県産果物を届けるCF開始 蹴農人2021年4月14日

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山梨県で初のゴールキーパー専門スクール、TRALD GK SCHOOLのコーチらが立ち上げたプロジェクト「蹴農人」は、若手のスポーツ指導者不足と農家の担い手不足を解消するとともに、山梨県産のフルーツを広めるため桃とぶどうの栽培を開始。クラウドファンディングで販売し、支援を募っている。

サッカー×農業 コーチが作る山梨県産果物を届けるCF開始 蹴農人

現在、山梨県では若手のサッカー指導者が不足している。理由の一つに、指導者の労働賃金の低さがあり、サッカー指導だけで生計を立てることが困難であるため、指導者になることを断念する若者が後を立たない。また、会社員と指導者を兼業しても、指導者業務への優先順位が低くなると両立が叶わずボランティアのような形になってしまうことも少なくない。サッカー指導を志す若者が子どもたちを指導できる環境を整えるとともに、選手によい指導者と出会う場所を増やすために立ち上げた「蹴農人」は、事業の一つとして、農業とのコラボレーションに挑戦している。

農業に挑戦する理由は4つ。ひとつは、農業の就業時間と指導者の就業時間がリンクしていることで、朝〜夕方に就業する農業と、サッカーを指導する夕方~夜の時間帯は重ならず両立がかなう。また、少子高齢化で山梨の名産品である桃やブドウ農家の高齢化が進む中、代替りができない農家の畑を借り、果樹の育成、販売を代行。それにより、「Made in YAMANASHI」の味と品質を伝えることをめざしている。

そして、日中は農業、夕方からはサッカー指導者と二足の草鞋を履く事で二つの収入源を確保。チームとして指導者と農業を兼業することで収入が安定し、経済的にも精神的にも指導者業務に集中できる環境を整えることができる。さらに、他県や他国とのつながりが強いサッカー指導者間のネットワークを使い、山梨名産の果樹をより広く認知し、実際に食べてもらうためののきっかけ作りも考えている。

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