第5回「ソイオイルマイスター検定」開催 アメリカ大豆輸出協会2021年4月15日
アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は5月15から29日、「ソイオイルマイスター検定」の第5回試験を全国のテストセンターで開催。受検申込期間は、5月24日まで。
同検定は、大豆の種子から抽出される代表的な植物油、大豆油をテーマに2017年にスタート。これまで計354人のソイオイルマイスターが誕生している。大豆油に関する正しい知識(性質、適性用途、経済性、機能性、栄養面)を体系的に習得できるほか、原料と健康食材の大豆の知識、米国大豆生産におけるサステナビリティの取り組み、様々な食用油脂の知識も合わせて習得できる。今年度からは、新たにソイオイルマイスタープロ検定も始める。
日本で消費される大豆のうち約7割が大豆油やサラダ油など植物油向けで、約3割が納豆や豆腐、豆乳、味噌、醤油など大豆食品向けに加工されている。日本の食品市場、外食産業、家庭に浸透していることから、ソイオイルマイスターには大豆油と大豆で結ばれた日米の食のパートナーシップのアンバサダー役となることが期待される。その一環として、検定試験の高得点合格者とSNSなどでソイオイルマイスターとして積極的に情報発信活動を展開した人を選抜し、米国最大の大豆生産地や関連施設などを巡る研修を計画している。
現在、日本に輸入されるアメリカ産大豆のうち約8割にあたる195万トン(2020年11月時点)は、日本の食品メーカーなどからの依頼に基づき証明書が発行された「サステナブル認証大豆」。大豆を供給する家族経営の生産者が、限られた資源の中で次世代にわたり適切な農場経営を続けて行くためにも、環境に配慮した取り組みを行うことが重要な課題となっている。同協会は、サステナブルな農法を可視化し、安定供給の仕組みが理解されるよう、証明書の発行100%をめざしている。
◎「第5回ソイオイルマイスター検定」実施概要
試験日:5月15日~29日
会場:全国47都道府県150か所に開設される「テストセンター」の中から最寄りの会場を選択。既定の期間内に受験する。
申込期間:4月12日~5月24日※定員数になり次第、締め切り
定員:ソイオイルマイスター(200人)、ソイオイルマイスタープロ(50人)
受検料:ソイオイルマイスター 3000円(税込)、ソイオイルマイスタープロ 5000円(税込)
合格通知:7月上旬頃に受検者のマイページにアップ※表彰式合格者を対象とした表彰式をオンライン開催予定(合格証表彰状、その他ピンバッジ、ソイオイルマイスターロゴ入り記念品)
主な受検対象:油脂業、食品業、食品流通業、料理人、管理栄養士、調理師専門学生等
※一般の方の受検も可
主な試験内容:大豆油の特徴について、大豆油の機能性について、大豆油の健康効能について、大豆の利点について、大豆油を上手に使うコツ、サステナビリティについてなど
出題形式:選択問題、マークシート形式(問題数:50問、制限時間:60分)
<合格者特典>
・表彰イベントに招待。表彰イベントに参加した合格者は受検料をキャッシュバック
・高得点合格者の中から7人(予定)を厳選し、米国大豆生産地などを巡る現地視察研修ツアーに招待(海外渡航などが可能になった時点で実施予定)
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