精密農業の市場規模 2028年にCAGR13.1%で拡大見込み2021年4月19日
(株)グローバルインフォメーションは4月14日、市場調査レポート「精密農業の世界市場:提供別、アプリケーション別(収量モニタリング、気象追跡、フィールドマッピング、作物スカウティング)、地域別の市場規模、シェアおよび動向分析、セグメント別予測(2021年~2028年)」 (Grand View Research, Inc.) の販売を開始した。
世界の精密農業の市場規模は、2020年には60億米ドルとなり、2021年から2028年にかけて、年平均成長率(CAGR)13.1%で拡大すると予想されている。成長の背景には、モノのインターネット(IoT)の普及が進んでいることと、農家による高度な分析の利用がある。
アドバンスドアナリティクスは、データサイエンスの一部で、数々のツールや手法を用いてデータを予測し、作物や土壌が十分な養分を得られるようにするもの。これにより、農家はそれに応じて行動を計画できる。持続可能な精密農業技術の導入を促進する要因としては、農家への教育やトレーニングの充実、簡単にアクセスできる情報、財源の確保、有機食品への高い需要などが挙げられる。
灌漑や耕作など、さまざまな農業の側面を深く理解するために、IoT、GPS、リモートセンシングによるアプリケーション制御など数多くの技術が使用されている。IoTは、農家が作物の適切なモニタリングに関わる様々な課題に対処する際に役立つ。農場に設置されたセンサーを通じて、環境温度や土壌中の水分量などのデータをリアルタイムに提供し、農家が収穫時期や作物の相場、土壌管理などの判断を改善できる。これが、精密農業の市場成長に寄与する重要な要因の一つといえる。
天然資源の枯渇や環境の悪化は、農作物の生産を制限する要因の一つ。環境問題への関心の高まりを受けて、農家は天然資源の保護など持続可能な農業への転換を図っている。そのため、作物の栄養状態や保護状態を改善することが求められており、精密農業の市場が拡大。収穫量を最大化し、廃棄物を削減するためのスマートなデザインを備えた垂直農法などの技術革新は、多くの成長機会を生み出している。
さらに、ドライバーレストラクター、ガイダンスシステム、GPSセンシングシステムなどの技術への投資が増加していることも、精密農業市場の成長に寄与すると考えられる。例えば、土壌センサー、気候センサー、水センサーなどの多数のセンサーを畑に設置することで、農家は作物を監視し、リアルタイムの情報を得られる。さらに、農家が作物の浪費を抑えて高収量の生産を行うのにも役立つ。
新型コロナウイルスの発生は、精密農業市場に悪影響を及ぼし、中国、インド、ヨーロッパ諸国、日本、米国のいくつかの製造拠点が一時的に閉鎖。その結果、精密農業機械の生産が大幅に減速した。また、新型コロナウイルス発生を受けて各国政府が実施した操業停止は、製造業に影響を与え、高資本の機器に対する消費者の需要を後退させた。
しかし、アフターコロナにおいては、農場管理ソフトウェアツールやリモートセンシングの利用により、導入率が高まる可能性があり、企業はすでに、作物の健康状態のモニタリング、収穫量のモニタリング、灌漑のスケジューリング、フィールドマッピング、収穫管理など、リアルタイムの意思決定を可能にする無線プラットフォームに注力を始めている。
これは、ガイダンスシステムやVRT(Variable Rate Technology)などの技術やデバイスの導入が進んでいるため。一方で、スマートソリューションは高額な投資を必要とするため、特に中国、インド、ブラジルなどの発展途上国の農家にとっては難点となっている。精密農業市場への投資は高額だが、全体的な生産コストを削減し、効率性を高めることができるため、後になればなるほど顕著な投資収益率が得られる。
重要な記事
最新の記事
-
米国の関税措置 見直し粘り強く要求 江藤農相2025年4月4日
-
JA共済アプリ「かぞく共有」機能導入に伴い「JA共済ID規約」を改定 JA共済連2025年4月4日
-
真っ白で粘り強く 海外でも人気の「十勝川西長いも」 JA帯広かわにし2025年4月4日
-
3年連続「特A」に輝く 伊賀産コシヒカリをパックご飯に JAいがふるさと2025年4月4日
-
自慢の柑橘 なつみ、ひめのつき、ブラッドオレンジを100%ジュースに JAえひめ南2025年4月4日
-
大企業と新規事業で社会課題を解決する共創プラットフォーム「AGRIST LABs」創設2025年4月4日
-
【人事異動】兼松(5月12日付)2025年4月4日
-
鈴茂器工「エフピコフェア2025」出展2025年4月4日
-
全国労働金庫協会(ろうきん)イメージモデルに森川葵さんを起用2025年4月4日
-
世界最大級の食品製造総合展「FOOMAJAPAN2025」6月10日から開催2025年4月4日
-
GWは家族で「おしごと体験」稲城の物流・IT専用施設で開催 パルシステム2025年4月4日
-
「農業×酒蔵」白鶴酒造と共同プロジェクト 発酵由来のCO2を活用し、植物を育てる"循環型"の取り組み スパイスキューブ2025年4月4日
-
令和6年度「貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金」に採択 ヤマタネ2025年4月4日
-
農業分野カーボンクレジット創出の促進へ Jizokuと連携 唐沢農機サービス2025年4月4日
-
植物由来殺菌剤「プロブラッド液剤」取り扱いを発表 ナガセサンバイオ2025年4月4日
-
最新の納豆工場ミュージアム「タカノフーズなっとく!ファクトリー」誕生2025年4月4日
-
宮城県亘理町の隠れた特産品で新感覚スイーツ「春菊ティラミス」開発2025年4月4日
-
輝翠 総額1.37億円のデットファイナンス実施 オフロード型自律作業車「Adam」商用展開を加速2025年4月4日
-
サンリオキャラクター大賞 人気コラボジュース販売 果汁工房果琳2025年4月4日
-
コメリドットコム開設25周年記念数量限定・ネット限定の大特価セール開催2025年4月4日