「新たな体験農業」を提案「ビジコンinさいたま」審査員特別賞受賞 MFC2021年5月7日
(株)R&Aが展開する新規事業の美園ファーマーズ倶楽部(MFC)は、3⽉10⽇に開かれた「ビジコンinさいたま2020」の最終審査会で審査員特別賞と協賛団体賞を受賞した。
「ビジコンinさいたま2020」で審査員特別賞を受賞した美園ファーマーズ倶楽部
MFCは事業責任者の原体験から立ち上がったスタートアップ。農を通じて「孤独」「老後2000万円問題」「健康寿命と平均寿命の乖離」などの社会問題の解決をめざしている。
一般的に農業は「農作物を得るための労働」のアウトプットとしての「作物」に大きな付加価値が付けられるが、MFCは、農作業のプロセスがもたらす「付加価値」に着目。作物を作ることにコミットするのではなく、土いじりや農作業から得られる心や体の健康効果に重きを置いている。暮らしの一部に「自らやる小さな農ライフ『アグリ・クラフティング』」があることをあたりまえに生きるための手段として、個人が「農」を起点として心と体の健康が得られる。また、資産形成もできるコミュニティづくりを通じ、人生100年時代における心・体・資産の形成を支援。MFCは、農業のテクニカルな部分に加え、IT、心理学、金融、経営、ソーシャルデザインなどの分野に精通するメンバーで構成。農業の固定概念や常識の枠組みの外からアプローチする。
3分割で取り組む事業は、現在、フェーズ1としてさいたま市浦和美園と神奈川県川崎市で体験農業と農業講習事業を展開。2025年前後から始まるフェーズ2では、農作業から得られるデータの利活用(情報信託銀行連携)による体験農業の提供と会員の資産形成を支援。また、フェーズ3(2030年前後)では、アグリセクター企業へのソーシャルインパクト投資とその投資情報の公開による会員の資産形成支援事業を展開する。
ビジコンinさいたまは、さいたま市から世界や業界、地域の常識を変えるビジネスを展開する起業家発掘の目的で2018年に始まり、今回で3回目。海外展開やインバウンドにとどまらず、業種や業界という「世界」を変える、地域という身近な「世界」にイノベーションを起こすビジネスプランを募集している。審査基準は、「『世界を変える』独創性や革新性があるか」「新たなニーズやマーケットを生み出すビジネスか」「社内外に応援してくれパートナーがいるか」「ビジネスモデルが分かりやすく、収益性が期待できるか」「経営者に熱意と実行力を感じるか」の5視点での審査される。
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