営農型太陽光発電 栃木県で運転開始 NTTスマイルエナジー2021年5月11日
NTTスマイルエナジーは5月10日、農地における営農と発電の両立に資する営農型太陽光発電設備を構築し、第1号設備の運転を始めたことを発表した。
同社は、日本の再生可能エネルギー普及に向けて、太陽光発電の長期安定稼働に貢献する遠隔監視サービス「エコめがね」の提供に加え、自らが事業主体となって太陽光発電設備を構築・運営する事業を行っている。これまでに未稼働の発電設備の稼働を促進する「ご縁ソーラープロジェクト」や、災害時に避難所の非常用電源として利用できる「学校への太陽光無償設置プロジェクト」、企業のBCP対策や脱炭素化を支援する「蓄電池付きPPAモデル」などに取り組んできた。
営農型太陽光発電は、新たな取り組みとしてスタート。農地で営農と発電を両立することで、再生可能エネルギーの普及と地域の防災力の強化に加え、食物・エネルギーの地産地消に貢献することを目的としたソーラーシェアリング設備を構築する。
第1号は、栃木県宇都宮市に本社を置くグリーンシステムコーポレーションが栃木県内(低圧8設備)に設置し、5月上旬から順次運転開始。同社グループ会社で、太陽光発電所のソーラーパネルの下で有機農法による農産物の栽培を行う農業生産法人、グリーンウィンドが麦、大豆、小豆などを栽培する。
これを通じてNTTスマイルエナジーは今後、ソーラーシェアリング事業の運営ノウハウの獲得や今春、要件緩和された荒廃農地を活用したソーラーシェアリングの更なる拡大について検討。再生可能エネルギーの普及拡大や地域のレジリエンス強化、農業の持続化などへの貢献をめざす。また、再生可能エネルギーの地産地消を推進するため、同社親会社のNTTアノードエナジーが宇都宮市と共同実施を予定している「地域新電力」との連携についても検討していく。
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