社会課題の解決と「食」の新たな可能性へ アイデア募集中 キユーピー2021年5月12日
キユーピーは5月11日、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ)を利用し、社会課題の解決を図りながら、「食」の新たな可能性を探ることを目的に、2つのテーマでオープンイノベーションによるアイデア募集を開始した。
共創プロジェクトを担当する研究開発本部のメンバー
キユーピーグループは、食品ロス低減やプラスチック削減などの食にまつわるさまざまな社会課題に向き合いながら、多様化する価値観やニーズに応えてきた。これまでは主に、自社が保有していない技術や足りない分野を他社に補完してもらう形で進めてきたが、一歩踏み出し、アイデア段階からさまざまな業界のパートナー企業と"新たな食の可能性"を探るため、共創プロジェクト「kewpie Open Innovation 2021」を始める。
同プロジェクトを担当する研究開発本部のメンバーは、イノベーション推進の中枢を担う仙川キユーポート(東京都調布市)を拠点に、国内外の幅広いパートナーと連携しながら、日々研究開発に取り組んでいる。共創プロジェクトの始動により、アイデアの幅を広げながら社会実装を加速。社会課題の解決と新たな食生活・食文化の創造をめざす。
募集するテーマは、(1)食品ロスを解決する食品未利用部の活用と、(2)ドレッシングを通じた新たな食生活の創造の2つ。テーマ(1)では、食品加工の工程で発生するキャベツの芯や外葉、レタスの外葉、ジャガイモの皮、卵の殻など野菜や卵の未利用部をより効果的に有効活用することで、新価値創出と食品ロス低減に取り組むもの。また、テーマ(2)では、ライフスタイルが変化し、食の在り方も多様化する中、キユーピーの強みであるドレッシングの新たな可能性を追求することで、家庭内での調理課題を解決し、新たな食の楽しみ方を普及することをめざす。
同プロジェクトを担当する同社研究開発本部グループR&D推進部研究企画チームの萩原雄真氏は「業界を問わず、これまで出会ったことのないようなコミュニティの皆さまと一緒に、未来を見つめて、共創する機会を楽しみにしている。お互いが保有する強みを発揮しながら可能性を広げ、"ありたい未来の価値"を創出するために、"掲げたテーマに本気でどう取り組むべきか"を共に考えてくださる皆さまのご応募をお待ちしています」と話している。
募集期間は、5月11日から年8月8日まで。期間中はエントリーページで随時、活用アイデア・技術を応募できる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日