三井住友海上、ハウス、味の素などから約8億3000万円を資金調達 坂ノ途中2021年5月17日
環境負荷の小さな農業の普及を目指すオーガニック農産物流通の(株)坂ノ途中(京都市下京区)は、三井住友海上キャピタル、ハウス食品グループイノベーションファンド、味の素等を引受先とした第三者割当増資と日本政策金融公庫等からの融資により、総額8億3108万8000円の資金調達を実施した。
同社は、新規就農者をメインパートナーに、環境負荷の小さな農業に取り組む生産者の野菜を販売。メイン事業は「野菜セット定期宅配」で、野菜の法人向け卸販売事業、オンライン注文サイト「やさいノート」を新たな事業の柱に、海外事業「海ノ向こうコーヒー」に取り組み、昨年同月比400%の成長を遂げている。これまで、シードラウンド(2014年10月/約4600万円)、シリーズAラウンド(2016年12月/約2億円)、シリーズBラウンド(2019年5月/約6億円)に続き4回目の資金調達となり、増資による調達額は累計約13億7200万円。
今回の資金調達は生産者との連携強化、自社便流通網の拡充やロジスティクスセンターの立ち上げによる物流体制の強化、海外事業である「海ノ向こうコーヒー」の事業拡大等に充てる予定。
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