アグリツーリズム市場規模 2027年に629億8260万米ドル到達見込み2021年5月21日
(株)グローバルインフォメーションは5月19日、市場調査レポート「アグリツーリズム市場:活動別(オンファーム販売、アウトドアレクリエーション、アグリテインメント、教育ツーリズム、宿泊施設など)、販売チャネル別(旅行代理店、直販):世界の機会分析および業界予測(2021~2027年)」 (Allied Market Research) を発売した。
アグリツーリズムの市場規模は、2019年に424億6030万米ドル、2021年から2027年にかけて13.4%の年平均成長率(CAGR)を記録し、2027年には629億8260万米ドルに達すると予測されている。
アグリツーリズムは、娯楽やレクリエーションを目的とした農場活動と観光を組み合わせた活動。持続可能な農業、ファームツーリズム、アグロツーリズム、農業ツーリズム、ビレッジツーリズムなど、さまざまな名称で知られている。アグリツーリズムには、農業博物館や展示、バーンダンス、サイクリングコース、バードウォッチング、醸造所、トウモロコシの迷路、切り花、ファームクッキングコンテスト、ファームストア、ハーブウォークなどさまざまな活動があり、生活の中に革新的で新しい娯楽や安らぎの方法を見つけ、村落地域へのさまざまな行き方や滞在方法を見つけることができる。
また、都市部ではなかなか体験できない農場での活動や農村での生活、緑あふれる平和な雰囲気を体験できる観光の新しい形であり、農家に農業生産活動に伴う副収入を提供し、持続可能性の向上にもつながることから、農家のコミュニティからも大きな支持を得ている。アグリツーリズムは、費用対効果が高く、家族向けのレクリエーション環境への需要があり、若者の間で農場活動への好奇心が高まっている。
新型コロナウイルスの影響は、アグリツーリズム市場に悪影響を及ぼしている。感染を防ぐために、人々は外出を制限されており、ほとんどの国で境界線が閉鎖され、アグリツーリズムの活動に直接影響を与えている。コロナウイルスの感染者の減少と予防接種の進展が、観光産業の回復のカギとなっている。
アグリツーリズムにより、新世代の人々は農場での活動に興味を持ち、娯楽とともに知識を得たいと考えていることもあり、日々の農場活動に関わる栽培から収穫までの様々な活動に関する知識を提供する教育的観光は、アグリツーリズムの中のセグメントの一つ。農業と非農業の教育機関からも支持されており、予測期間中もその支持を維持する可能性がある。これは主に、農業関連の専門コースへの入学者数が増加していることに起因している。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日
-
「JPFA植物工場国際シンポジウム」9月1、2日に開催 植物工場研究会2025年4月2日
-
耕作放棄地を解消する「えごまプロジェクト」の寄付開始 長野県南木曽町と「さとふる」2025年4月2日