「ドローンセキュリティガイド 第2版」公開 セキュアドローン協議会2021年5月21日
セキュアドローン協議会(東京都港区)は5月20日、ドローンの安心安全な利活用を確立するための指標となる「ドローンセキュリティガイド 第2版」を公開した。
セキュリティガイドでは、策定を通して、信頼できるドローンの安心安全な操作環境とデータ送信環境を確立していくための指標を提言。産業用ドローンが普及していくには、情報セキュリティ対策や、最新のIoT関連のセキュリティ技術との連携が重要になる。ドローンにおけるセキュリティリスク、機体制御、機体管理、ドローン機器、通信、アプリケーションやクラウドなどドローンソリューション全体におけるセキュリティとドローン機体メーカー、ドローンサービス提供事業者、ドローン活用ユーザそれぞれのとるべきセキュリティ対策要件など産業利用における指標を記述している。
主な改定内容は次の通り。
■ドローンにおけるセキュリティ対策の要件
ドローン機体メーカー、ドローンサービス提供事業者、ドローン活用ユーザそれぞれのとるべきセキュリティ対策要件について解説
■ドローンのリスク管理
法令順守、トラブル発生時のフェイルセーフ、管理者・操縦者/機体の認証やデータ保護など要件について解説
■ドローンのリスクの侵入モデルと被害
ドローンのリスクにおいて、攻撃主体、侵入口、攻撃対象、それに伴う直接被害について解説
■ドローンのセキュリティ対策
セキュリティ対策として、セキュリティソリューション全体計画、フェイルセーフ、運用管理・多重監視の要件について解説
■悪意あるドローンに対する対策
アンチドローンやカウンタードローン(不正ドローンに対して妨害を行うシステムのこと)といった不正ドローンへの対策の要件について解説
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