フードロス削減へ 飲食店向け「江戸菜」をミールキットで発売 Oisix2021年5月25日
オイシックス・ラ・大地が運営する「Oisix」は、飲食店の休業や時短営業等の影響で、廃棄せざるを得なくなっている野菜「江戸菜(えどな)」を使ったミールキット「江戸菜とキヌアのグリーンシーザーサラダ」を5月27日から販売する。
Kit Oisix「江戸菜とキヌアのグリーンシーザーサラダ」
新型コロナウイルス拡大防止による緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を受け、提供されるはずだった多くの食材が余剰となる中、料理のプロが指名買いする野菜の一部には、規格が一般的な野菜と異なっていたり、見た目が変わっているものもある。一般市場では流通しづらく廃棄するしかないが、Oisixは多くの飲食店で提供されていた「江戸菜」が余剰となっていることから、ミールキット商品「Kit Oisix」の食材として引き取り、レシピとともに届けることで、一般家庭でも調理しやすい形で提供する。
「江戸菜」は、千葉県八街市近郊で栽培される小松菜の一種。専用の肥料と独自の栽培方法で作ることで、約40センチと小松菜より大きく育つ。茎が太く、みずみずしくシャキシャキとした食感で、茎や葉には青菜特有の苦み・渋みが少ない。2020年の緊急事態宣言発令前には年間で2000店舗以上の飲食店で提供されていた。
生産者で農業生産法人 旦千花(たちばな)の大槻さんは「手間暇かけて大切に育てた野菜を廃棄しなくてはならないのは本当に心苦しい思いでした。自信をもって作った『江戸菜』をぜひ家庭で美味しく召し上がっていただきたい」と話している。「江戸菜とキヌアのグリーンシーザーサラダ」は、5月27日午前10時から6月3日午前9時59分までの期間限定販売。価格は2人前で853円(税込)。
農業生産法人 旦千花のメンバー
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