環境保全型の米作りへ「予約登録米」登録者数が18.9万人に パルシステム2021年6月4日
パルシステム連合会は毎年、田植え時季に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけている。2021年は5月23日時点で、登録数が18万9000人、28万2000点となった。
予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2021年で27年目を迎える。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1度、定期的に登録者へ米を届けており、不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して米をお届けられる制度として実施されている。
パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培。田植え前から出荷が約束されていることで、気候変動の影響がある中、生産者は安心して米作りに取り組むことができる。また、予約登録米の利用を通して環境保全型の米作りが広がり、次の世代の生産者を育てるあと押しにもなっている。
2021年産の予約登録米は、登録人数が18万9576人で前年比103%。新型コロナウイルスの影響が続くなか、安心とおいしさが組合員に支持され、利用登録が伸びている。1年間利用すると、重量は1万6169トン(同102.7%)となり、農林水産省の食料需給表による1人当たり年間消費量換算で、およそ31.5万人分にのぼる。また、2021年産では有機米の利用が113.7%増加した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日