魚の「地方名」と「標準和名」を自動変換する機能を追加 みらいマルシェ2021年6月9日
産地と食品スーパーが繋がるスマホアプリ「みらいマルシェ」を運営するみらいマルシェ株式会社(東京都港区)は6月8日、魚の「地方名」と「標準和名」を自動変換する機能をみらいマルシェに追加。みらいマルシェを活用する買い手と売り手は無料で利用できる。
買い手の商品検索画面(左)と売り手の出品時の画面
魚には、学名の代わりに用いられる日本全国で共通な名称「標準和名」の他に、特定の地域で理解される「地方名」を持つ種類が多く、例えば、標準和名での「クロダイ」は、関西では「チヌ」と呼ばれる。こうした呼び名の違いは他地域と取引する際に、"何の魚かわからない"など大きな課題になることがある。
地域の産地事業者と食品スーパーが取り引きするみらいマルシェには、これまでも買い手である食品スーパーから「地方名しか表示されていないと、何の魚かわからない」「目当ての魚を探しにくい」「店頭での陳列にあたり標準和名を知りたい」などの意見が寄せられていた。しかし、売り手である産地事業者に相談すると、「日常的に地方名を使うので標準和名がパッと出てこない」「標準和名を調べて出品するのが負担」という回答が少なくなかった。
そこで、聞き取り・書籍・インターネットを通して独自のデータベースを作成。アプリ内に自動変換機能として追加し、アプリを活用する買い手・売り手が手間をかけずに、地方名・標準和名のいずれでも取引ができる環境を整えた。地方名だけでなく、ブリなどの成長段階に応じた名称、秋鮭などの季節に応じた名称にも対応しており、今後も利用者のフィードバックを得ながら順次データベースを強化していく。
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