廃棄農産物を活用「壱岐焼酎」がベースのクラフトジン 8月に限定発売2021年6月15日
壱岐の蔵酒造株式会社(長崎県壱岐市)は8月10日、高級温泉旅館「壱岐リトリート 海里村上」と共同で「壱岐焼酎」をベースとしたクラフトジン「JAPANESE IKI CRAFT GIN KAGURA」を200本限定で発売。廃棄される壱岐島の農産物を活用し、両社が取り組んだクラウドファンディングで目標の200%達成した。
壱岐の蔵酒造
コロナ禍で冷え込む壱岐の経済を打開しようと両社で結成したクラウドファンディングのプロジェクトチームは、世界に誇る「壱岐焼酎」を知ってもらうきっかけとして、「壱岐焼酎」をベースに壱岐の農産物をボタニカルに使用した、クラフトジンの製造を始めた。"和食に合うクラフトジン"を造るため、クラウドファンディングで、壱岐の特産物とのペアリングパックを販売。当初の目標支援額100万円を達成し、再設定した目標支援金額200万円も達成した。
壱岐の廃棄農産物を活用した「JAPANESE IKI CRAFT GIN KAGURA」
各地に「クラフトジン」がある中、壱岐らしさを出すために、ボタニカルの選定を行う中、壱岐島でも味・品質には問題はないものの、形やわずかな傷、二次加工に人手が足りないなどで、丹精込めて育てた農作物が大量廃棄されている現状を知り、クラフトジンに有効活用することを思いついた。
「JAPANESE IKI CRAFT GIN KAGURA」( 2750円・税込)は、壱岐焼酎に壱岐産のボタニカルを漬けたベースに、それらを配合し蒸留して造る、麦焼酎発祥の地 壱岐ならではのクラフトジン。味の配合やボタニカルの選定は共同で行い、「壱岐リトリート 海里村上」の料理長とソムリエが監修した。苺のフルーティな香りの中に、キレのある柑橘の香り、スパイシーさもあり和食に合う味わいのジンは、ロックやソーダ割にして、煮つけ、天ぷら、焼肉、刺身などと一緒にマリアージュを楽しめる。販売本数は200本限定。来春には、JAPANESE IKI CRAFT GIN KAGURAの第二弾を予定している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日