エンドウタンパクの市場規模 2028年までに533.4百万米ドルへ2021年7月8日
Report Oceanは7月8日、「世界のエンドウタンパク市場レポート」を発売。同市場の特徴、規模と成長、セグメンテーション、地域・国別の内訳、競合状況、市場シェア、動向、戦略などを詳細に分析し、地域別に市場の成長を予測している。
同レポートは、世界のエンドウタンパク市場規模は2028年には5億3340万米ドルに達すると予想。2020年には、エンドウタンパク単離物市場セグメントが最大の市場シェアを占めた。高い溶解性、水との結合性、優れたアミノ酸、優れた乳化特性により、食肉製品のテクスチャー化剤など様々な業界で幅広く使われている。
先進国におけるグルテン関連疾患への関心の高まりが、この分野の市場成長に大きく貢献。さらに、ドイツ、イギリス、アメリカなどの先進国でのスポーツ栄養の拡大が、市場成長を後押しすると考えられる。濃縮エンドウたんぱく質の濃縮液は、エンドウ豆の種子のタンパク質を繊維やデンプンから分離して作られ、乳化性と消化性に優れているため、スポーツサプリメントとして使われる。
また、濃縮エンドウたんぱく質は、乾燥した食感と豊かな風味を提供するために、主にケーキに使用。イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国には強固な製造基盤があり、機器メーカーとの距離も近く、原材料の入手も容易なことから、今後、濃縮液の市場需要が増加すると予測される。
また、同市場には、革新的な製品が続々と発売されている。例えば、2019年1月、Safe Fair Foods社は、アレルギーフリーのエンドウ豆プロテインチップスを発表。このグルテンフリーのプロテインチップスには、エンドウタンパクに存在する8つのアレルゲンが含まれていない。こうした新製品の開発やバイヤーとメーカーのパートナーシップは、今後数年間にわたり、市場のプレーヤーにとって魅力的なものとなる可能性がある。
◎エンドウたんぱく質業界の主要プレイヤー
Axiom Foods, Inc.、Burcon NutraSciences、The Scoular Company、Roquette Freres、Warcoing SA、Cosucra Groupe、Nutri-Pea Limited、Sotexpro SA、Ingredion Inc.、Puris Protein LLCなど
重要な記事
最新の記事
-
米の1等比率 75.9% 精米歩留まりに懸念の声も2025年2月3日
-
鳥インフル 愛知で48例目 千葉で49、50、51例目2025年2月3日
-
【クローズアップ・25年度生乳需給】再び前年度割れ 6月にもバター追加輸入判断か2025年2月3日
-
JA貯金残高 109兆489億円 12月末 農林中金2025年2月3日
-
キャベツ、はくさい、ブロッコリー 野菜が消費者物価押し上げ 1月・東京区部2025年2月3日
-
2月の野菜生育状況と価格見通し ほうれんそう、なす、ピーマン以外は引き続き高値傾向 農水省2025年2月3日
-
全国の特産品を紹介 各ブースで活発に商談 JAグループ国産農畜産物商談会2025年2月3日
-
首都圏初 横浜開催の日本カーリング選手権「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年2月3日
-
「全日本卓球選手権大会」ダブルス日本一が決定「ニッポンの食」を贈呈 JA全農2025年2月3日
-
彩りよく栄養たっぷり「セルリー・パセリ・サラダ菜フェア」3日から開催 JA全農2025年2月3日
-
岡山のブランドいちご「晴苺フェア」横浜で人気のスイーツ店とコラボ JA全農おかやま2025年2月3日
-
JR大阪駅みのりみのるマルシェ「愛媛の実り」8日に開催 JA全農2025年2月3日
-
「全国高等学校カーリング選手権大会」開幕「もぐもぐブース」で応援 JA全農2025年2月3日
-
農林中金がHAKKI AFRICAに出資 アフリカのタクシードライバー向け中古車マイクロファイナンス事業を支援2025年2月3日
-
台湾へイチゴ輸出 熊本空港活用し鮮度確保 JAかみましき2025年2月3日
-
【役員人事】JA三井リース株式会社(4月1日付)2025年2月3日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月3日
-
【人事異動】日本農業新聞(2月1日付)2025年2月3日
-
【人事異動】JA三井リース株式会社(4月1日付)2025年2月3日
-
【人事異動】JA三井リース(4月1日付)2025年2月3日