千葉県山武市の老舗醤油メーカーが「ちば地産地醤プロジェクト」発足2021年7月9日
1804年創業の醤油メーカー、大高醤油株式会社(千葉県山武市)は、千葉県で生産された農作物を使ってオリジナル醤油作りに挑戦する「ちば地産地醤プロジェクト」を発足。第一弾は、千葉県市原市の農場「OMDアグリネットサービス」とコラボレーションし、パクチーを使った「パクチーしょうゆ」をクラウドファンディングで7月14日から先行販売する。
同プロジェクトは、小ロットのOEM生産、商品開発を得意とする老舗醤油メーカーが地元食材と醤油のコラボでエシカル消費を推進する。
同社が本社・工場を構える千葉県は、落花生の他、日本なしやスイカ、ネギなどさまざまな野菜、果物の産地で、園芸部門の産出額は全国でも上位に入る。東京都内の一流レストランに卸されている絶品の食材も数多く存在するが、一方で消費されず廃棄されている農作物も少なくない。
こうしたフードロスを少しでも防ぐため、創業から200年を誇る同社の醤油作りの実績とネットワークを活かし、千葉県の食材と醤油をコラボレーションしオリジナル醤油を創る「ちば地産地醤プロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトを通じ、千葉県産の食材を鮮度を保ったまま全国の食卓に届けるとともに、エシカル消費を推進し、持続可能な社会への貢献をめざす。
第一弾商品は、千葉県市原市に農場があるOMDアグリネットサービスとタッグを組んで開発した「パクチーしょうゆ」。艶やかで香り立つパクチーをふんだんに使い、クセになるパクチー感が口いっぱいに広がる逸品に仕上がった。パッケージデザインには、市原市の観光スポットとして有名な「ぞうの国」や、パクチーの本場、タイを彷彿とさせる象を採用。パクチーしょうゆは、クラウドファンディングで先行販売を予定。詳細は同プロジェクトのホームページで随時更新する。
同プロジェクトで開発した醤油は、道の駅や、全国のスーパーマーケットなどでの販売や、ふるさと納税の返礼品として登録を予定。同社は、パクチーしょうゆに続く、千葉県産のさまざまな食材とのコラボレーションを計画しており、千葉県で農作物を生産している農家や、食品の生産・加工業者に提案や協力を呼びかけている。問い合わせはホームページから。
たっぷりと愛情を注いで育てられたパクチーをふんだんに使った「パクチーしょうゆ」
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ルレクチエにセイヨウナシ黒斑細菌病 県内で初めて確認 新潟県2024年11月12日
-
水田政策 直接支払いなど 国会で熟議 大胆な農政運営めざす 江藤農相就任会見2024年11月12日
-
大胆かつ中長期的な予算を期待 山野JA全中会長2024年11月12日
-
鳥インフルエンザ 旭川市で国内8例目2024年11月12日
-
産地銘柄別の格差表を示した米先物情報交換会【熊野孝文・米マーケット情報】2024年11月12日
-
【人事異動】農水省(11月11日付)2024年11月12日
-
大分県の清家義顕氏が最優秀賞 JA共済自動車工場フロントマン選抜技術競技会2024年11月12日
-
【役員人事】クボタ(2025年1月1日付)2024年11月12日
-
酪農家応援 スキムミルク使用「異端児エール 北海道ミルクエール」発売 あぐラボ×ホクレン2024年11月12日
-
援農市民養成講座「農の学校」第21期受講生を募集 東京都日野市2024年11月12日
-
ニッポンの生産者を応援「産直ドミノ基金アワード2024」募集開始 ドミノ・ピザ2024年11月12日
-
NOSAI宮崎と日本製紙が支える畜産現場の最前線を紹介『畜産王国みやざき』2024年11月12日
-
「さむかわ冬のひまわり」摘み取りイベント開催 神奈川県寒川町2024年11月12日
-
中国におけるピロキサスルホン製品に対する特許権侵害案件が和解 クミアイ化学工業2024年11月12日
-
売上高3.8%減 2025年3月期第2四半期決算 日本農薬2024年11月12日
-
農業・漁業ソリューションの祭典「第1回 ALL JAPAN CONFERENCE」開催2024年11月12日
-
導入しやすいエントリーモデル 農機の自動操舵システム「ValueLine」発売 トプコン2024年11月12日
-
地産地消メニューを食べるデジタルスタンプラリー「とよたべ」開催中 愛知県豊橋市2024年11月12日
-
省エネしながら快適に 「断熱」のコツをオンラインで配信 パルシステム連合会2024年11月12日
-
国産黒毛和牛使用 プチぜいたくな「すき焼き御膳」申込開始 パルシステム千葉2024年11月12日