三重県熊野市産の柑橘「新姫」使用 オリジナルシェイク新登場 モスバーガー2021年7月19日
モスバーガーは7月15日、中京エリア(三重県、愛知県、岐阜県)、北陸エリア(石川県、富山県、福井県)と新宮店(和歌山県)のモスバーガー138店舗で、三重県熊野市産の“新姫”を使った新商品「まぜるシェイク 新姫(にいひめ)~熊野市産香酸かんきつ~」を地域・数量限定で発売した。
新商品は、熊野市新鹿町で発見され1997年に新しい柑橘として品種登録された"新姫"をソースに仕立て、モスシェイクのバニラと合わせた。"新姫"はスダチやシークワーサーなどと同じ香酸柑橘の仲間で、酸味が強くさわやかな香りに特長がある。果実は直径3センチ前後で、重さが25~30グラムと小さくてかわいい香酸柑橘。また、ミカンの中のお姫様という意味と、新鹿町の"新"とお姫様の"姫"で"新姫"と名付けられた。10月頃に青い実をつけ収穫作業が始まり、熊野市でしか収穫できない同市の代表品種となっている。「まぜるシェイク 新姫 ~熊野市産香酸かんきつ~」はSサイズ310円、Mサイズ380円。
熊野市内の「新姫」生産者は現在22件。害獣の被害に加え、農薬を控えることで、病害虫の被害も増えており、剪定を行い風通しや見通しをよくすること、ノーカウントの農薬を使って駆除を行うなどの対策に苦労している。収穫した新姫は、2、3日以内に果汁を絞り、残った皮は鶏や豚、養殖の魚の餌などにも利用されている。
熊野市ふるさと振興公社の今西さんは「新姫は、新鹿町で偶然1本だけ見つかったもの。これに運命的なものを感じたこともあり、品種改良せず、原種のままを守っていきたい」と話し、自然交配されたものが、淘汰されることなく生き残った「新姫」の小さな果実を全国区の知名度にすることを目指し、農家の方と熊野市ふるさと振興公社の方が協力している。
"新姫"生産者の檜平誠さんは、新商品の「まぜるシェイク」を試食し、「新姫のさわやかな香りをそのままに、特長を残したかたちでソースにしていただいて、シェイクにとてもよく合っている」と太鼓判を押した。
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