諏訪の「御湖鶴」が世界一 「IWC」で「チャンピオン・サケ」受賞2021年7月20日
磐栄ホールディングス株式会社(福島県いわき市)は、子会社の磐栄運送が運営する日本酒ブランド「御湖鶴(みこつる)純米吟醸山恵錦」が、世界最大級のワイン品評会「International Wine Challenge」の日本酒部門で世界一となる「チャンピオン・サケ」を受賞したことを発表。7月5日に長野県・下諏訪町の諏訪御湖鶴酒造場で授賞セレモニーが行われた。
「チャンピオン・サケ」を受賞した「御湖鶴純米吟醸山恵錦」
IWCは世界で最も影響力を持つとされるワインの品評会で、今年は、日本酒部門である「SAKE部門」に世界中の酒蔵から1499銘柄が出品された。9つのカテゴリーがあり、純米吟醸の部に出品された317銘柄のうち上位20銘柄が金賞となり、「御湖鶴純米吟醸山恵錦」は、金賞の中でも最も優れた1点に贈られる純米吟醸トロフィーを獲得。さらに、その各部門におけるトロフィー受賞酒の中から、一銘柄に贈られる日本酒部門の最優秀賞である「チャンピオン・サケ」を受賞した。
受賞酒の「御湖鶴純米吟醸山恵錦」は、長野県で開発された酒造好適米「山恵錦(さんけいにしき)」を使用。主催者からは「フルーツを想わせる香りが際立ち、繊細でまとまりのある舌触り」と評価された。諏訪御湖鶴酒造場は一時途絶えたがコロナ禍に立ち向かい、復活から3年で世界一の称号を手に入れた。
7月5日に諏訪御湖鶴酒造場で行われた授賞セレモニーでは、IWC日本事務局から「チャンピオン・サケ」の記念トロフィーを授与。諏訪御湖鶴酒造場の杜氏、竹内重彦さんは「嬉しさと驚きが半々で混乱している。それでも、新生御湖鶴として創業3年目で、評価されたのは素直に受け止めたい。トロフィーの重さを感じ、喜びとともに身の引き締まる思い。今後もスタッフ一同、更なる酒質向上を目指し研鑽を積んで参ります」と話した。
「御湖鶴純米吟醸山恵錦」は現在、品切れで、8月中旬の販売に向けて現在仕込みを行っている。発売日などの情報は、公式ホームページで案内している。
7月5日に諏訪御湖鶴酒造場で行われた授賞セレモニー
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日