大学研究の社会実装強化へ 東京農工大学と提携 TRAIL2021年7月20日
東京農工大学工学部とスタートアップ経営支援や事業継承を手がける株式会社TRAIL(東京都中央区)は、同大が掲げる「イノベーションガレージ構想」実現に向けて、6月から提携を開始した。
東京農工大学ならびにTRAILの座組
同提携では、大学研究・技術シーズの社会実装における大きな難所として、初期段階に研究とビジネスニーズをマッチさせる構想を構築するリソースが不足しているという観点から、主にプレシーズ段階に焦点を当てた。研究シーズの事業構想化を豊富な事業経営実績をもつ同社が支援し、教員とチームを組んで推進する。柔軟な発想で、技術ライセンス供与の強化とともに、シーズ段階における複数パートナーを横断した共同研究・PoC(Proof of Concept:概念実証)検証、将来的な大規模資金調達なども視野にいれた社会実装の実現をめざす。また、東京農工大発のスタートアップや、共同事業などを通じて創出される市場の拡大と、同大を基点とするエコシステムから生まれる優秀な人材の育成により、社会貢献につなげる。
東京農工大学は、大学の国際競争力強化を目指した制度改革により、国立大学で、様々な事業化支援を行うことが可能となったことを背景に2021年度から、研究の実績と知見を活かした大学研究の社会実装を目的として掲げた「イノベーションガレージ構想」を推進。必ずしも起業にこだわらない事業化も柔軟に検討し、事業からの直接的な利益以外の貢献も重視することで、研究・技術の社会実装の可能性を広げる。また、大学研究の基盤である研究者・教員の参画意欲を高め、起業意欲の高い学生の育成、支援にも繋げていくことをめざしている。
同構想を支援するTRAILは、豊富な経営実績を有する人材が、実際に企業内部に入り込んで実務を執行する「オープンマネジメント」で事業承継・再建、企業変革、新規事業開発に多くの経験と実績がある。経営リソースの不足を解消し、実務を強化することで企業成長を実現した経験を活かし、同構想では多くの大学発スタートアップで不足している事業構想と事業推進を支援する。
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