廃棄ネギからバイオマスプラスチック開発 岡山薬品工業2021年7月27日
岡山薬品工業株式会社(岡山市北区)は、農業事業の岡山県産農作物の通販事業と廃棄野菜を活用したバイオマスプラスチック開発を開始した。
大量廃棄されるネギをバイオマスプラスチックに
同社は岡山県産農作物の通販事業として、岡山市中原エリアで育った野菜のおいしさを伝える「中原ファーム」を設立し、旬の農産物を販売する。ECサイトは7月下旬にオープン予定。
岡山市北区中原は、農産物栽培に適した土壌で、江戸時代は藍の生産地、現在では様々な農産物が栽培されている。日本名水100選にも選ばれている雄町の冷水で、健やかに育まれた各種農産物が栽培され、昭和に入ってからは青ネギの生産が始まった。中原ファームでは「ナカバラネギ」を通年販売。さわやかな香りと程よい甘みが料理を引き立てる「ナカバラネギ」は、栽培から加工まで一括して行うことで、新鮮な状態で届ける。
一方、「中原ファーム」のある中原の地では毎日、100キロを超す市場に出荷できないネギや農産物が廃棄されている。バイオマスプラスチック事業では、特に大量廃棄されるネギに石油由来樹脂を混合し加工することで、バイオマスプラスチックを開発・製造。食品ロス問題を中原の地から解決するために、「食べる」だけではなく、生活の様々な場面で有効活用される「使う」ネギを提案していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日