「カスタム米」クラウドファンディングで先行販売開始 御稲プライマル2021年7月29日
117年続く米農家で生産から販売まで手がける御稲プライマル株式会社(福島県本宮市)は、米の特性を見極めて調合する「カスタム米」サービスを開発。7月22日からクラウドファンディングのMakuakeで「カスタム米」の先行販売を始めた。
同社は、「お米を召し上がる方々へいつでも同じ味を届けたい」という思いから「ブレンド米調合支援システム)特許第6367137号)」を開発し、その時々の米をすべて数値で管理。消費者が米に求めるものを安定して届けられる「カスタム米」としてプロジェクトに挑戦する。
カスタム米は、ブレンド米調合支援システムによって、あらゆるお米をカスタマイズしてでき上がった商品。コーヒーのブレンドのように、好みの「甘み」「粘り」「香り」「弾力」に合わせて調合し、「さっぱりしたお米が好き」、「すべてのバランスが良いお米が好き」、「粘り弾力があるお米が好き」などを消費者の好みに合わせられる。
毎年まったく同じようにはつくれない米は、同じ品種でも土地や水など様々な条件によって性質が変わる。カスタム米では、農場の地域を細分化して品質管理することで、品種ではなく米質ごとに分類。特徴を詳しく把握するために、あらゆる測定分析を行っている。また、分析結果を基に、米の特徴を見極めて調合し、50種類以上の米を数百通り以上に調合できる。
お米の全てをデータで管理
先行販売に先がけ、4月26日からInstagramで「カスタム米」のアンバサダー「カスタ米ズアンバサダー」を募集し、12人のアンバサダーに試供品を送った。6月23日に開かれた「第一期カスタ米ズアンバサダー」との座談会で実施したヒアリングの際に寄せられたアンバサダーの意見もクラウドファンディングのリターンに含まれている。リターンは、「カスタム米」3合×3種類セット、フルオーダー「カスタム米」5kg、カスタム米商品化など。プロジェクトの実施は8月25日まで。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日