「玄米」が非アルコール性脂肪肝を予防・抑制 東京農大とアルファー食品が共同研究2021年8月2日
アルファー食品(島根県出雲市)と東京農業大学の共同研究で、肥満が原因となる非アルコール性脂肪肝(NAFLD)が、玄米食によって予防・抑制できることと、その相互作用について明らかになった。今後、その有効成分をさらに解明することで米の消費拡大とともに、新たな薬剤開発につながることが期待される。
脂質異常症、高血圧、2型糖尿病、NAFLDなど生活習慣病は食生活の欧米化や運動不足による肥満が原因とされるが、食事カロリーの制限と運動を推奨され、積極的な治療方法はまだ確立されていない。共同研究は、ビタミンA代謝の大幅な高まりにより脂質代謝が改善することを明らかにし、NAFLDの発症予防と治療に有効とした。
ぷちっともち玄米・脂肪肝の抑制イメージ
実際、玄米から白米にする過程で食物繊維、ビタミンB1など多くの栄養素が取り除かれてしまうが、玄米が健康に良いのはわかっていても「食味が悪い」「食べる習慣がない」「炊飯するのが難しい」などの理由でなかなか普及していない。同研究に活用されたアルファ化玄米「ぷちっともち玄米」は、米本来の甘みともちもちとした食感を維持しながら、洗米やつけ置きの必要がなく、家庭の炊飯器で手軽に調理できる。玄米食を毎日手軽に続けられるよう、アルファ化により臭みや調理の手間を軽減。雑穀とは違い、「ぷちっともち玄米」を100%でも白米とのブレンドでもおいしく食べられる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日