「よく食べる果物」バナナが17年連続で1位 バナナ・果物消費動向調査2021年8月6日
日本バナナ輸入組合(東京都千代田区)は8月5日、バナナに関する調査レポート「バナナ・果物消費動向調査」の結果を発表。大人が対象の調査と子どもが対象の2つの調査から、身近なフルーツ「バナナ」の最新事情を明らかにした。
同協会が制定した8月7日の「バナナの日」を前に行われた同調査は、16~70歳以上の1442人が対象の「大人調査」と、4歳から高校3年生までが対象の「子ども調査」で6月29日~30日にかけてインターネットで行われた。
同調査によると、よく食べる果物は大人調査が始まった2005年から17年連続で「バナナ」が1位に。子ども調査でも4年連続で、よく食べる果物の第1位を獲得した。7割以上の子どもが「バナナが好き」と答え、子どもから大人まで約半数の人が週1回以上バナナを食べていると回答した。
バナナを食べる理由は、「手軽な値段」「健康によい」「おいしい」が上位に。手軽においしく食べられるバナナは、健康への好影響も支持される理由のひとつ。また、子どもにとってはおやつ・補食としての役割も大きいことが明らかになった。
バナナの栄養素で知っているものを聞くと、「糖質」「食物繊維」「カリウム」がトップ3。4位以下には、マグネシウムや、夏に効果的な「ビタミン」B群や「セロトニン」などの栄養素が入った。また、「そのまま食べる」以外で多いバナナの食べ方は、「ヨーグルトと一緒に」「凍らせて」「ジュースやスムージーの材料として」などが挙がった。凍らせて食べる「冷凍バナナ」は、夏場での食べやすさと保存のしやすさが、また、近年人気の 「バナナジュース」を背景に、家庭での食べ方としても定着しているようだ。さらに、気になるバナナの効果・効能を聞くと、昨年に続き「免疫力を高める」が28.3%でトップ。「腸内環境(腸内フローラ)を整える効果がある」も3%以上の伸びを示した。
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