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ふぞろいキャベツを活用「もったいないキャベツ餃子」新発売 らでぃっしゅぼーや2021年8月16日

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オイシックス・ラ・大地が運営する「らでぃっしゅぼーや」は8月9日、畑のフードロス削減の取組みとして、豊作期に畑で発生した廃棄処分見込みのふぞろいキャベツを活用する「もったいないキャベツ餃子」を発売した。

畑で処分見込みの「ふぞろいキャベツ」・新商品「もったいないキャベツ餃子」の盛付イメージ畑で処分見込みの「ふぞろいキャベツ」・新商品「もったいないキャベツ餃子」の盛付イメージ

今年は、農作物が全般に豊作で供給過剰気味だが、個別に見ると、作付け時の日照不足によるサイズが小さいものがあったり、逆に、好天で芯だけが急成長し割れが生じたキャベツなどふぞろいのものが発生。生育良好により市場で安値傾向のキャベツは、需要過多となると出荷先を見込みづらいことから、保存がきく冷凍餃子の具材に活用し、畑のフードロス削減に取り組む。

「もったいないキャベツ餃子」は、ふぞろい食材を販売する「ふぞろい らでぃっしゅ」で展開。天候により起こるフードロス対策に取り組むため、らでぃっしゅぼーやの商品開発チームが2019年10月に考案した商品が元となっており、大型台風19号の被害を受けた白菜を具材にした餃子を作り、生産者を支援する取り組みを実施したスキームを活用。今後、餃子の具材として利用できる、白菜、にら、しょうがなども商品化し、畑のフードロス削減をめざす。

一般的な餃子の製造工場では、製造効率を高めるため、製造計画に基づいて原料の仕入れ量を決め、不要なキャベツの芯は機械で一気にくり抜くため、できる限り均一な大きさのキャベツを原料として仕入れるが、「もったいないキャベツ餃子」の原料となる"ふぞろいキャベツ"は、調達の見通しがたてにくいことに加え、大きさも異なるため機械利用には向かない。この条件で、加工メーカーの美勢商事(長野県)の協力により、大小まばらな大きさや割れたキャベツなどをひとつずつ丁寧に手作業でカットし、芯を取り除き商品化している。

原料のキャベツは、同社の契約生産者の中でも栽培規模が大きい野菜くらぶ(群馬県)が所有する静岡県のキャベツ畑からでた廃棄見込み分、約400個で、1キロ前後の小サイズや割れキャベツが中心。みじん切りのふぞろいキャベツをたっぷり使い、キャベツの食感と甘味を楽しめる野菜餃子に仕上げている。

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