神奈川県産幻のブランド牛「相州牛」レトルトカレーでCF挑戦中 中川食肉2021年8月18日
神奈川県南足柄市産の「相州牛」を卸販売する中川食肉株式会社(神奈川県小田原市)は、地元のブランド牛をより広く知ってもらうため「相州牛」を贅沢に使ったレトルトカレーをクラウドファンディングの「CAMPFIRE」で8月22日まで販売。コロナ禍で余剰在庫となった1700個のカレーのフードロス削減やフードバンクを通じたカレーの寄贈活動などにも挑戦している。
「相州牛」は、自然豊かな南足柄市の長崎牧場で厳選した生後2か月の仔牛を成牛になるまで一貫飼育で生産されている。旨みと香りを引き出す「オレイン酸」などを最大限に高めるため、独自研究の良質なえさや、地下100メートルから引き上げた天然水を使い、神奈川県内で唯一の放牧肥育によりストレスなく育てられている。「相州牛」は、一般的な牛よりも飼育コストや時間がかかりるため、月に十数頭ほどしか出荷できない希少なブランド牛。箱根の老舗旅館や都内の有名五つ星ホテルでも使われており、農林水産大臣賞を始め、横浜市場ミートフェア5年連続最優秀賞受賞 、「かながわブランド」や「南足柄ブランド」に認定されている。
コロナ禍で1700個の余剰在庫となった「相州牛ゴロゴロカレー」は、賞味期限が短いだけで通常のものと変わらず美味しく食べられる。より手頃な価格で提供し、フードロ対策としてクラウドファンディングに挑戦している。また、同社は「One for One. 〜あなたの1食が誰かの1食に〜 」というスローガンを掲げ、カレーを一つ食べるともう一つが寄贈されるというSDGsの活動にも取り組んでいる。寄付は、神奈川県西部地域を対象に、県内の食品メーカー、食品関連業者や農家などから食品を収集し、箱根町や小田原市の各地域の団体と連携して定期的に無料配布会を実施しているフードバンク「NPO法人 報徳食品支援センター」へ寄贈される。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日