ペットボトルの資源循環型リサイクル 姫路市、伊藤園など4者が連携協定2021年8月24日
姫路市、遠東石塚グリーンペット、キンキサインと伊藤園の4者は8月23日、姫路市内における循環型社会の形成に向けて、「ペットボトル資源循環型リサイクル実施に関する事業連携協定」を締結した。
同協定は、4者が連携して、「回収・手選別・圧縮梱包」→「再資源化」→「製品製造」→「飲料製品の販売」のサイクルを域内で円滑かつ効果的に推進する。協定に基づき2022年4月1日から、姫路市民が分別・排出した使用済みペットボトルを新しいペットボトルへと水平リサイクルし、それによって生まれた製品が姫路市などで消費され、再びペットボトルにリサイクルされるという資源循環の仕組みを実現する。
日本におけるペットボトルのリサイクル率は85.8%と世界最高水準にあるが、回収された使用済みペットボトルが国内で再びボトルtoボトルに水平リサイクルされている割合は12.5%に留まる。多くはシートや繊維等のボトル以外の用途にリサイクルされており、一度ペットボトル以外の製品にリサイクルされてしまうと、再びペットボトルに戻すことは困難になる。
ボトルtoボトルリサイクルは、繰り返しペットボトルにリサイクルすることができるため、新たな化石由来資源の使用量と廃棄物の削減につながり、国内での資源循環が可能になる。また、バージンペットボトルと比較して約6割のCO2排出量の削減が期待される。
同協定は、こうした「水平リサイクル」への取り組みと、姫路市を中心とした域内資源循環の仕組みの構築と推進について、4者が賛同し締結。今後は、国内におけるペットボトルの域内資源循環のモデルの一つとなる取り組みとして、廃棄物の減量と資源の有効利用を促進していく。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日
-
「JPFA植物工場国際シンポジウム」9月1、2日に開催 植物工場研究会2025年4月2日
-
耕作放棄地を解消する「えごまプロジェクト」の寄付開始 長野県南木曽町と「さとふる」2025年4月2日