新米シーズン早まる予想 約半数が「生育状況に変化あり」ポケットマルシェ2021年8月24日
全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェは、稲作農家を対象に2021年の水稲の生育状況を調査。約半数が生育状況に変化ありと回答し、そのうち6割以上の生産者から「例年より生育が早い」と回答した。調査の結果から、2021年は例年よりも新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想している。
今年の水稲の生育状況
調査は8月13日〜16日、米を生産しているポケットマルシェ登録生産者426人を対象にインターネットでアンケートを行い、59人から回答を得た。「例年と比較して今年の水稲の生育状況になにか変化はありましたか」という質問に、「はい」と回答した約半数の生産者のうち、6割以上にあたる19人が「生育が早くなった」と回答した。
「生育が早くなった」と答えた生産者の中には、「高温続きで成育が早い」「猛暑で生育が早い」など、気温が高く推移したことにより生育が早くなったと回答。また、「稲刈りが早くなった」「まだ、収穫には時間があるが、平年より収穫は早いと思われる」など、収穫時期も早まるとの回答があった。一方で「遅くなった」と回答した生産者がいるなど地域により差はあるが、例年より新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想される。
ポケットマルシェに米を出品する生産者の登録人数は8月時点で447人と、前年比1.7倍になり、高知県を除く、46都道府県の生産者から米が出品されている。また、ポケットマルシェ内で、2020年9月の「新米」を含む語句の検索回数は前年比5.0倍になった。このことから、産直ECで新米を購入する消費者が増加したことがわかる。
ポケットマルシェで、2021年新米として三重県玉城町の「令和3年産 新米ミルキークイーン 5kg」(2592円)を販売中。また新潟県燕市から9月発送予定の「令和3年産 新米コシヒカリ伊助」(3564円)、福井県南越前町から10月発送予定の「令和3年産 新米コシヒカリ5kg」(3800円)などの予約販売を受け付けている。価格はいずれも税込。
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