エクストラバージンオリーブオイル ヒトのストレス反応に対する影響 脳血流動態計測で評価2021年9月6日
J-オイルミルズは、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の満倉靖恵教授の協力で、NIRS脳計測装置を用いた脳血流動態計測によって、エクストラバージンオリーブオイルのヒトのストレス反応に対する影響を評価た。試験では、エクストラバージンオリーブオイル摂取条件は、エクストラバージンオリーブオイル未摂取条件に比べ、1時間後のストレスレベルが低くなった。
前頭部の10分間の酸素化ヘモグロビン変化を、計測条件、計測タイミングごとの平均値を算出したカラーマップ(クリックで拡大)
同研究では、ストレス反応に対するエクストラバージンオリーブオイルの影響を評価するため、エクストラバージンオリーブオイル未摂取条件とエクストラバージンオリーブオイル摂取条件に対して、脳血流動態計測・解析を行った。ストレス反応の評価指標として、前頭部の酸素化ヘモグロビン濃度の積分値の変化を比較した結果、エクストラバージンオリーブオイル未摂取条件(条件1)は、1時間後に前頭部の酸素化ヘモグロビン濃度の積分値が増加する傾向が見られ、エクストラバージンオリーブオイル摂取条件(条件2-4)は、1時間後に減少する傾向が見られた(図1)。
前頭部における酸素化ヘモグロビン濃度の積分値の減少は、ストレス反応の抑制を意味することが、先行研究で明らかになっており、同研究では、エクストラバージンオリーブオイルを摂取することで、ストレス反応を抑制する可能性が示唆された。
同研究に関する論文は学術誌「Food Science & Nutrition」に掲載された。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日