約7割が植物の購入意欲あり 観葉植物に関するアンケート調査 第一園芸2021年9月7日
第一園芸は、国内に住む10~60代の男女に観葉植物に関するアンケート調査を実施。約7割が植物の購入に意欲があり、約3割がコロナ禍で観葉植物を育て始めているたことが分かった。
コロナ禍で4人に1人が植物に対する関心の変化を感じると回答・約7割が植物の購入意欲があり、約3割が「すぐ欲しい」「1年以内に欲しい」と回答
同調査は7月19日~8月4日、日本国内に住む10~60代の男女6000人を対象にインターネットで行った。調査では、コロナ禍における植物に関する関心の変化について聞いたところ、4人に1人が変化を感じている。「とても」「やや」変化を感じている人の合計を年代性別でみると、10代女性(34%)が最も顕著で平均を約1割上回った。次いで30代女性(32%)、20代女性(29.2%)の順となっており、若い女性を中心に関心が変化していることがわかった。
約7割が植物の購入意欲があり
植物の購入意向については、全体の約7割に購入意欲があり、「すぐ欲しい」「1年以内に欲しい」と回答した人が3割。また、購入意向が最も高かったのは60代女性(38%)で、「すぐ欲しい」~「いつか欲しい」で合算すると20代女性(73%)が最も多いことがわかった。
植物を購入/育てる際に参考にしているものは、「花屋や園芸店スタッフ」と回答した人が4割強と最も多く、次いで「植物を育てている人」が3割だった。また、「植物をすぐに欲しい」と回答した人の半数以上も「花屋や園芸店スタッフ」と回答。専門知識を持ったプロフェッショナルの意見を参考にすることが多く、購入意欲が高い人ほど、その傾向が強いことがわかった。
3割弱がコロナ禍で観葉植物を育て始めたと回答
自宅に観葉植物がある人に対して、いつから自宅にあるか聞いたところ、1年以内が2割弱、2年以内が1割弱。3割弱がコロナ禍になってから観葉植物を育て始めたことがわかった。顕著なのは居住形態で、観葉植物を育てている人のうち賃貸住宅(一戸建て・マンションほか)に住む人の4~5割はコロナ禍以降に育て始めており、全体平均より1~2割高い結果となった。このことから、在宅時間が増えたことで居住空間を見直す時間が生まれ、観葉植物への興味が高まったと推測される。
観葉植物を選ぶ基準については、8割が「育てやすさ」と回答し、次いで「価格」「サイズ」との回答が続いた。購入/育てる際に「花屋や園芸店のスタッフ」の意見を参考にする人が多い理由として、「育てやすさ」を見極めて選びたいというニーズがあることがうかがわれる。
観葉植物がもたらす効果について聞いたところ、「リラックス効果」を感じている人は2割、知っている人は6割だった。また、空気清浄効果を「実感がある」「知っている人」は6割で、加湿効果については4割の人が知らないと回答した。
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