都市型農場野菜「インファーム」サミットストア成城店と野沢龍雲寺店で展開2021年9月17日
次世代型屋内垂直農法を手がけるInfarm-Indoor Urban Farming Japan株式会社は、ベルリン発の都市型農場野菜のプラットフォーム「Infarm(インファーム)」を東京都世田谷区のサミットストアでイタリアンバジルとわさびルッコラ、パクチーでの展開を開始。9月24日から東京都世田谷区のサミットストア成城店で、10月1日から同野沢龍雲寺店で販売する。
サミットストア五反野店のファーム(畑)
インファームは、アジア初の出店地として日本での展開を1月に始めた。これまで、サミットストア五反野店と紀ノ国屋の4店舗で、店内設置の「ファーム(畑)」で栽培した採れたての野菜・ハーブを販売。また、紀ノ国屋1店舗とDEAN & DELUCAの2店舗で、近隣の栽培施設で収穫した野菜・ハーブを販売している。新たに展開するサミットストア成城店と同野沢龍雲寺店でも、店内設置の「ファーム(畑)」で栽培した採れたてのハーブを販売。両店舗では、イタリアンバジル、わさびルッコラ、パクチーとバラエティ豊かなハーブ3種を取り揃える。
インファームの野菜・ハーブは、普段の料理に活用できるほか、生のまま料理の仕上げに加えるなど様々な用途に使える。各店舗にはインファームのスタッフが定期的に訪れ、店内で育った野菜を根が付いたまま収穫し、次のサイクルのために新しい苗を植える。生産地から消費地までの輸送距離を最短にすることで、最も新鮮な状態で購入できる。購入後は2センチ程度の水を入れた容器に根を浸し、高温多湿を避けて保存すれば、生き生きした状態を保つことができる。
同社はグローバルGAP認証を取得した初の屋内水耕栽培事業者。世界10か国30都市で事業を展開しており、土壌ベースの農業に比べ95%減の土地、95%減の水、90%減の輸送距離で、化学農薬を使わずに、毎月100万本以上の野菜・ハーブを収穫している。高効率の垂直農法ユニットと最新のIoT技術と機械学習を組み合わせることで、最適な量の光、水、空気、栄養素を備える栽培環境を構築し、各ファーム(畑)は、クラウドベースのプラットフォームに接続され、遠隔管理されている。
店内での収穫作業の様子
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