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完全人工光・全自動植物工場のクレオテクノロジー社へ出資 食の未来ファンド2021年10月12日

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食の未来ファンドを運営するkemuri venturesは、完全人工光・全自動植物工場を開発・提供する株式会社クレオテクノロジー(埼玉県比企郡)に投資を実行。フードテック領域のスタートアップの事業成長を支援する。

クレオテクノロジーは、養液栽培による農作物生産を行う株式会社クレオ(2002年設立)の技術をもとに設立され、植物工場を開発・提供。従来型の植物工場の1/3の人数で運用可能で電力使用量も従来型の70%以下、生産コストを劇的に低下させた全自動型の植物工場を実現している。その植物工場で生産されたレタスは、露地栽培のレタスと比べても遜色のない300グラムを超える大型・高品質なレタスで、有名飲食店などで採用されている。

新型新型"水光"栽培システムで栽培された300グラムを超えるレタス

人工光植物工場は、これまでにもブームがあった技術だが、安定栽培の難しさ、高い栽培コスト、大きなレタスが栽培できず、業務用途に使いにくいなどの課題があった。クレオテクノロジー代表取締役の三宅泰正氏は「弊社の新型"水光"栽培システム『AN』は、生産者視点による植物工場プラントの再定義により、従来にない新しい栽培プロセスによる高品質・低価格栽培を可能にする世界初の技術。今回の支援で、事業拡大を加速し、新鮮な野菜がいつでもどこでも手軽に食べられる世界の実現に向け邁進する」とコメント。また、食の未来ファンド代表の岡田博紀氏は「クレオテクノロジー社の植物工場は、慢性的な人材不足にある一次産業への1つの解になる可能性、および気候変動や自然災害に対する安定的な野菜提供の1つの解になる可能性、を持っている。我々はフードテック特化型ファンドらしく、経営面と事業面でクレオテクノロジー社をサポートしていく」と話している。

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