調理師学校生全国No.1を決める「グルメピック」がリニューアル 予選会開始2021年10月13日
全国調理師養成施設協会は、2022年2月に行われる「第37回調理師養成施設調理技術コンクール」全国大会(決勝)への出場をかけた地区大会(予選)を全国各地区で開催。10月16日の東北・九州地区大会を皮切りに2年ぶりに開かれる。
地区大会競技風景
調理技術コンクールは、調理師学校の学生・生徒が、これまでに学校で学んだ調理技術を競う大会。同大会への参加を通じて、調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出することをめざしている。1986年から毎年2月に開かれており、新型コロナウイルスのため前回大会は中止となったが、今回は感染対策を万全にした上で再開。昨年からの空白期間に、同大会の実施内容の見直しが行われ、学生・生徒がより参加しやすくなるようリニューアルされた。その一環として、以前に使用していた愛称の「グルメピック」を復活させ、頭文字のGPでコック帽をデザインしたロゴマークが多数の公募作品から選ばれた。
新ロゴマーク。今後、 出場者へ配布されるグッズなどに使われる
大会開催にあたっての変更点としては、これまで、全国大会で競う作品は自由課題となっており、学生・生徒の時間的・経済的負担が大きくなっていたが、今大会からは学校で培った技術を実践的に発揮できる場とする。また、公平性を確保するため、「全調協実技検定制度」に対応した課題に統一する。さらに、審査の中立性・公平性・透明性を確保するため、各学校から地区大会に出場できる選手の数を絞り込み、全国大会へ出場できる選手の数を150人から42人に減らした。予選の地区大会は、10月16日から各地区で開催。全国大会は、2022年2月22日に武蔵野調理師専門学校を作業会場に行われる。
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